Categories: 子育て・教育

子ども・若者とSNS 利用においての注意したいこと 不安感や孤独感の正体

子を持つ親なら心配事は尽きませんが、

やっぱりスマホ問題は避けて通れません

 

総務省の調査によると、2018年では45.9%の小学生がスマホを所有しているといったデータもあります

5,6年生に限れば5割にもなるそうです

そして、
「なぜ子供にスマホを持たせるのか?」
といった質問があると、

「子ども同士のコミュニケーションの為」
「GPS機能など子どもの場所を確認するため」
「共働きで子どもと連絡を取るため」
「プログラミング学習の為スマホくらい慣れさせておきたい」
などがあがるようです

それぞれにメリット・デメリットがあるのは皆さんご存知でしょうが、

今回はこの中でも

「子ども同士のコミュニケーションの為」

に焦点を当ててみたいと思います

つまりSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)ですね

親御さんにぜひ知っておいてもらいたい情報です

以下のようにお使いいただける情報になります

  • SNSについて知ることが出来る
  • 子どもとSNSに対しての話し合いのきっかけになる
  • 結果として子供がSNS利用について考えるようになる
    それではどうぞ

 

 

SNSのメリット・デメリット


まず触りとしてSNSのメリットとデメリットを簡単に見ていきましょう

メリット

  • 友達と簡単に連絡が取れる(遠方の友達など特に)
  • 情報収集が出来る
  • 多くの人とコミュケーションがとれる
  • 情報発信の方法を覚えられる

 

デメリット

  • 健康被害(スマホ首や依存症、鬱病など)
  • 人間関係トラブル(いじめなど)
  • 金銭関係(利用料金やゲーム課金など)
  • 犯罪に関わってしまう懸念
  • SNSに時間を割かれてしまう事

 

などが上がると思います
他にもあったら教えてください

メリットとデメリットが表裏一体になっているものも多いですが、
そうなるとSNS(スマホ)との付き合い方というのが重要になってきますよね

まずメリットですが、大きく括ってしまうと、情報収集が容易に出来る、ということに集約されると思います

コミュニケーションもつまりは相手の事を知る、あるいは知ってもらうという情報交換だからです

逆にデメリットの方は、道具の使い方(の間違い)、に集約されます

スマホ首や依存症、時間の浪費など、過剰に使い続けてしまうのが問題になるわけです

また人間関係も、SNSを上手に使えれば円滑な人間関係に寄与するでしょうが、使い方を間違えるから(必要以上にレスを求めるなど)悪影響が出ます

それぞれ、詳しく見ていきましょう

 

 

SNSのメリット拡大方法

SNSのメリットは情報収集にあると書きました
趣味のイベントや新製品など、いち早く知りたいですよね

こういう場合はLINEなどがいいでしょうか?
ツイッターなどもいいですね

また遠方の友達などに連絡を取る際は非常に便利です
友達と出掛ける約束をするときにも活用できますよね
それは今まで通り使えば問題なしでしょう

 

しかし、
本当のコミュニケーション能力は、
実際に人と会って話さないとなかなか向上しません

コミュニケーションとは、言葉のやり取りだけではありません
相手の表情だったり、仕草だったり、身振り手振りも非常に大切なものです
またその場の雰囲気や空気もコミュニケーションの一部です

これがSNSだと、情報量が極めて少なくなるのでコミュニケーション方法とすると、とても中身が少なくなります

(ハッキリ言ってコミュニケーション能力は上がりません。言葉だけ上手くなっても実際に人と直接会った時では必要な情報量が違いすぎるからです)
ですがもちろん、SNS上での新しい出会いも否定はできません

ただこれはデメリットと表裏一体となっていることを忘れてはいけません

運良く良い人と巡り合えればいいのですが、私の人生経験上、悪意を持っている人ほど「耳障りの良い言葉」を使ってきます(詐欺師がビシッとした格好をしているのと同じですね)

以上の事からSNSのメリットを利用する方法として

  1. 基本的に信頼できる人とだけ綿密なやり取りをする
  2. あまり親しくない人とは業務連絡だけに徹する
  3. それ以外は情報収集に徹する
    これらが守れれば、SNSは情報ツールとしてとても便利になると思われます

※ネット上で知り合った人と会うのは自分で責任がとれるようになってからをお勧めします。これからは更に犯罪者がSNSを利用することが増えてくるでしょう

 

 

SNSのデメリット 不安感が増える理由


カナダで4年間かけてデジタルスクリーン(TVやスマホ)と若者に関しての調査が行われました

この結果、TVやSNSを見る時間と鬱病の関係性が明らかになりました

そして一番有害だとされたのはSNSです

この調査を実施したモントリオール大学のコンロッド教授によれば、

「SNSでは多くの人が着飾った写真を投稿している。それと自分の生活を比較して自己嫌悪に陥っているのでは」
と分析している

日本でもSNSに投稿するために
レンタカーを借りたり、友達代行業者を頼んだり、子どもの笑顔の写真撮ったりしている人がたくさんいるのは周知のとおりです

また、イギリスでも
1万人以上の14歳を対象に調査が行われ、SNS利用において
「みじめな気分になった」
「気力がなくなった」
などの結果が出ています

同時に
SNSの利用時間が長いほど鬱病の傾向が高まることも判明

ライトユーザーで12%、ヘビーユーザーで38%も病的傾向が増えることが解っています

また、アメリカ・ペンシルバニア大学では100名以上の学生を対象に
SNSを今まで通りに使用するグループと
1日10分に制限するグループを作り、
その幸福感についての因果関係を調査しました

すると、使用を制限されたグループは
孤独感や鬱の傾向が大幅に減少、幸福感が増えたという結果出ました

私からみて、例えばフェイスブックやインスタグラムなんかに出ている自撮り写真とかは、完全に絵を作っていますよね

誰かに撮ってもらったり、セットしたり。
つまり構えてポーズ取って撮っているんです
普段の生活じゃないわけです

良く見せたくて、そういうカッコをしているんです(芸能界みたいなものですね)

それと日常の生活を較べるのは、あまりにも意味がないと思いませんか?
そこが不安感や孤独感を煽られる原因になっているのではないでしょうか?

 

 

所詮は道具。道具は使うもの、使われないようにしよう

こうして見ていくと分かると思いますが、
実はSNSはメリットは小さく、デメリットが大きいのが現状です

もちろん、上手に使っている人もいます
そういう人は、商売用にしたり(これは本当に多い)、

サークル活動の連絡などに有効利用している例が多いようです
=つまり道具として使っている

反面、SNSで不安が増す場合の多くは、
早くレスしなきゃ、とか
嫌われたらどうしよう、とか
アンチからのキツイ言葉に苦しんでいるようです(イジメ含む)
=自分に必要のない使い方をしているようです

私自身、SNSはほとんど辞めました
一応、アカウントはありますが、たまーにしか使っていません
LINEですら週に1~2回くらいです

それでも数は多くないですが友達もいますし、
サークルにも行きますし、
趣味仲間もいます

個人的意見・経験では、
SNSなくてもイケる(笑)です

もちろん、これからの時代はSNSは更に必須になってくるでしょうが、
だからこそ、本当のコミュニケーション能力を持っている人が求められる、とも言えるでしょう

この力は将来、仕事にも必ず役に立つ能力です

文章だけ(スタンプ含む)のやり取りは、個人的にはさほど難しいとは思いません
ある程度フォーマット覚えちゃえばイージーです(それは個人同士のやり取りでも)

しかし、面と向かったやり取りはとても複雑になります
それに煩わしさを感じる人もいるでしょう

とは言っても、それを乗り越えるからこそ、人と人のつながりが出来るのも事実です
まずは家族や親しい友人などと、さらに仲良くなってみませんか?
身近な人とのコミュニケーションにこそ、その能力向上の秘訣が隠されています

その力が、新しい友人を作る力になりますよ
そうすれば、SNSとも更に良いお付き合いが出来るのではないでしょうか?

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします