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健康維持に重要な食事について 食べ方を知り、考えてみよう 健康になる食事とは

健康というものは非常に重要です。

どんなに時間があっても、どんなにお金があっても、
身体の状態が悪ければ、それをうまく活用することが出来ません。

思考力も落ちますし、新しいことに挑戦することも出来ません。

身体が健康であることは、人生を謳歌し、充実させるためには切っても切り離せない事柄です。

 

若いうちは体力もありますし、健康の重要さには気が付けないものですが、
それでも早い段階で健康を意識しておくのは長い目で見ればとても意味のあることだと思います。

悪くなってから見直すより、
早期に健康に留意した生活を造り上げていった方が、楽ですし、健康寿命を延ばせることになるのはほぼ間違いないでしょうからね

 

そしてこの健康に密接に関わってくるのが食事です。
中には食事をほとんど摂らずに生きているという人もいますが、それは例外と考えてよいでしょう。
人間はそれでも生きていける能力があるのは事実でしょうが、それを即、万人が出来るようになるのは難しいでしょうから。

また、食は人生の1つの楽しみにもなります。
身体のみならず、心にも影響を与えるのは科学的にも証明されていますし、私も事実だと思います。

 

とはいえ、その食事での健康法は実に様々なものがあります。
今回は数ある食事法のメリット・デメリットを見ながら、もっとも良いと思われる食事法を考えてみたいと思います。

皆様も自分に合った食事法を探して、実践してみてください。
きっと、身体が変わっていきますよ!

 

 

健康維持に重要な食事について 食べ方を知り、考えてみよう 健康になる食事とは

食事で一番大切なことは何でしょうか?

バランスの良い食事
適切な量
よく噛むこと

こういったことが一般的には挙げられると思います。

 

これ自体は私も正しいと思います。
ただ抽象的にもなってしまうこれらの事柄は、
ではバランスの良い食事とはいったいどんな食事内容なのか?適切な量とはどれくらいなのか?などと問うとなかなか難しい問題となります。

また、体質や体調、あるいは病気持ちか否かでも最良の食事内容は違ってきます。

 

つまり結論から言ってしまえば、
万人に共通する健康食はない、ということになってしまいます。

従って、ある程度偏見のない知識を持ったうえで、
どういった食事が自分に合っているのか、ということを知る必要があります。

そしてそれを実践することによって、健康な人生を送れるということになります。

その知識となるのが、色々な学者が提唱する食事法です。

 

いくつもある食事法を観つつ、そのメリットとデメリットを見ていき、自分にあった物を探していきましょう。

 

 

様々な食事法

では順不同で見ていきます。

 

マクロビオティック

健康食としてもっとも有名なマクロビオティック。
いわゆる玄米採食で、全粒穀物(玄米や全粒粉)を中心に豆類、野菜、海藻を食べる考え方。
身土不二、つまり地産地消の考え方などもあり、現在では多くの分派に派生している。
極端かもしれないが、思想にまで発展してきているともいえる。

 

【メリット】
・各種ミネラルを摂取しやすくなる
・生活習慣病の改善につながることが多い
・ダイエットにも良い
・食物繊維が豊富な食材が多く、便秘にも良い
・化学添加物や砂糖を控えるので体調が良くなりやすい
・よく噛む習慣が身に付きやすい

【デメリット】
・玄米は調理法によっては害が出る場合がある。特に子供は亜鉛の吸収阻害が問題となる
・玄米や大豆の過食によるリノール酸過剰の心配(アレルギー体質になりやすくなる)
・タンパク質や脂質が不足しやすい(髪がパサパサしてくるなどの症状)
・加熱食が多いため、腸内細菌が改善しにくい
・全粒ものは農薬などが残っている可能性が高い
・思想になってきているため、マクロビこそが(だけが)良いものだと決めつけやすくなる

 

ベジタリアン

マクロビに近い考え方を持つベジタリアン。
このベジタリアンも多くの派生があり、完全菜食主義のヴィーガンから、卵や乳製品は食べるオボベジタリアン、魚ならOKのノンミートベジタリアンなど様々な形が出来ています。

【メリット】
・疲れにくくなる(眠くなりにくい)
・便通が良くなりやすい
・生活習慣病を改善しやすい
・ダイエットによい
・体質に合えば長続きしやすい

【デメリット】
・体質に合わないとビタミン不足などを起こしやすい
・成長期の子どもには合わない場合が多い
・タンパク質不足になりやすい
・タンパク質を補うために大豆に頼りがち(大豆の摂りすぎは頭痛などが起きてしまう)
・ベジタリアンという思想にとらわれ過ぎている人も多くみられる

 

 

ローフード(生食主義)

ローフードとは火を入れない生の食品のこと
そのローフードをメインに食べる、という考え方のこと。
フルーツをメインで食べるフルータリアンももこれに含まれます。

 

【メリット】
・酵素をたくさん取れるので消化が楽になり、疲れにくくなる
・頭が冴えてくることが多くみられる
・腸内細菌が増えて体調が良くなりやすい
・難病治療の例もある(ミネラル・ビタミンが多いのが理由?)
・調理が楽

【デメリット】
・身体を冷やしやすい
・食材の選択肢がとても狭くなる
・値段も高い
・タンパク質・脂質が不足しやすくなる
・フルーツには農薬・保存料の問題が付きまとう

 

 

ケトン食

ざっくり言ってしまえば一時期流行った糖質制限の食事のこと。
米や小麦粉などの炭水化物を摂取しないようにする食事をさす。
玄米や全粒粉物も糖質であるため、これらも同様に摂取をすすめていない

 

【メリット】
・糖質制限を基に様々なダイエット法が提唱されている
・糖尿病になりにくくなる(糖尿病患者ための食事法として確立もしている)
・脂肪燃焼型の身体になりやすい
・頭が冴えやすくなる(IQアップの報告も)
・うつ病の改善事例もある

【デメリット】
・エネルギー代謝の良い炭水化物を摂らないのでエネルギー不足になりやすい
・タンパク質と脂質がメインになるので肝臓や腎臓にダメージがいきやすい
・よく噛まないと腸内環境を悪化させやすくなる
・体臭、口臭などの臭いがきつくなる
・体質に合わないと甲状腺に問題が起きたり、ドライアイなどの発症例もある
・ビタミン、ミネラルが不足しがち

 

 

シリコンバレー食事法

ケトン食に近いがそれをさらにブラッシュアップしたような考え方の食事法。
全摂取カロリーの5割から7割を脂質で摂るというもの
野菜を最も多く摂りながらも、高品質のタンパク質とバターやギー(発酵バター)、ココナッツオイルなどの脂質をしっかり摂取する。
野菜はアブラナ科のものやニンジン・カボチャを勧め、糖質はサツマイモや白米で摂取することを提唱。

 

【メリット】
・ダイエットに良い
・眠くなりにくい、頭が冴える
・糖質制限のマイナス面をカバーするような食事内容になっている
・血糖値も下がる
・食生活の質が高まる

【デメリット】
・食事の質を求められるので、食事に対する知識がどうしても必要になる
・知識が足りない人がやると効果が出にくい
・食費がとても高くなる
・フルーツはあまり摂らないのでビタミン不足に注意が必要

 

 

PBWF(植物由来自然食)

PBWF(プラントベースホールフード)は、比較的ヴィーガンに近い考えですが、ヴィーガンよりももっと柔軟な食事法です。
大まかに言ってしまえば、できるだけ自然由来のものを、特に植物性の物を積極的に摂りましょうね、というもので、肉食がNGというものではありません。
それよりもホールフード(Whole Food)、つまりまるごとそのまま食べることに重きを置いている考え方です。
良質な自然の食品(主に野菜)を加工などせずにそのままいただくというスタイルのことをいいます。
ケトン食やシリコンバレー食とほぼ真逆で、低脂質・低たんぱく、高炭水化物の食事になる。

 

【メリット】
・油も精製しないものを使うのでリノール酸過剰などの害を予防できる
・疲れにくくなる
・便通が良くなる
・よく噛む習慣が身につく
・ダイエットにも効果的

【デメリット】
・全粒穀物などが持っている自然毒に対する問題には触れていない
・脂質やタンパク質の是非にはあまり追及がない
・タンパク質や脂質が不足しやすい(髪がパサパサしてくるなどの症状)
・加熱食が多いため、腸内細菌が改善しにくい
・全粒ものは農薬などが残っている可能性が高い

 

 

日本食・和食

ここでは昔ながらの日本の食事を指します。
つまりご飯・味噌汁・漬け物・おかず1品くらいの質素なものです。
豪華ではないかもしれませんが、日本人ならどこかホッとするところもあるのではないでしょうか?

これを食事法というのかは迷いますが、日本食が世界的にも健康食であるのは認められていますのであえて取り上げます。

 

【メリット】
・漬け物や味噌など、酵素を含んだ食品で体質改善に寄与
・ダイエットにも効果的
・バランスの良い食事になりやすい
・疲れにくくなる
・精神的にも安定しやすい

【デメリット】
・作るのに手間がかかる
・安易に手軽さを求め、スーパーなどで購入すると化学物質てんこ盛りの食事になってしまう
・そのため、ある程度は食事に対する知識がなければマイナスになってしまう
・大豆の摂り過ぎにも注意が必要(味噌や醤油など発酵させてあれば大丈夫)

 

 

 

もちろん、食事法はこの他にも多々ありますが、
これくらい挙げれば、大まかには食事に対する考え方という情報を得られたかと思います。

 

 

 

では、どの食事法がよいのか??

先に書いた通り、
万人に共通する健康食は存在しません。

糖尿病患者が高炭水化物の食事をすれば病気は悪化してしまうでしょう。

体臭が気になる人がケトン食やシリコンバレー食を選んでしまえば、匂いはさらに強くなってしまいます。

 

 

では、どうしたらよいのでしょう?

 

これらの食事法(のメリット・デメリット)を知識として、
自分の体質や体調、そして嗜好に照らし合わせたうえで、
自分の身体を使い人体実験してみるしかありません。

私自身も自分で実験をしてみた結果、

基本的に肉を避けたり、糖質制限をしたりはしない。
よく噛んでバランスを心がける。
食べ過ぎない。
塩をキチンと摂る(自然塩に限る)。

これらを気を付けることで(私は)良好な健康状態を保てることが解りました。
食べることが好きなので、肉を避けるとか米を食べないとかは精神面も含めてやらないことにしました。
もちろん、体調がすぐれないときは肉を避けたり、逆に気分を上げたいときは積極的に食べたりと、臨機応変にしていきます。
胃腸がすぐれないときは、自家製の自然塩で漬けた梅干しをいただきます。
また、うちには子供もいるので玄米はあまり食べませんし、農薬が気になるので全粒粉のパンなども食べません(無農薬のものは除く)。
そして食べ過ぎないように気を付けます(これがけっこう難しいです・・・)

 

これはあくまで私自身の経験による、私の身体だけの結論です。

 

ぜひみなさんも試してみてください。

身体の声を聞いて、適切な食事法を見つけた時は、
間違いなく身体は健康になっていくと思います。

結論が出るにはどうしてもあるていど時間がかかりますが、
それをするだけの価値があるものだとは言い切れます。

 

それくらい、健康には大きな価値があると思います。

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします