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パン業界の面白可笑しい話 添加物での悶着と真相

みなさん、パンてよく食べますよね
嫌いな人も少ないでしょうし、現代日本では必須の食品になっていますよね

種類や調理方法も多岐にわたり、本当に身近でありがたいものです
パン業界は近年、安定を続けており総務省の調査によると2011年には、
パンの購入額がコメの購入額を上回ったそうです
(最も、パン業界の売り上げは安定しているので米の消費額が低下しているのが原因ですが)

そんなパンに、少し前にちょっとした騒動があったのはご存知でしょうか?

要はパン業界内での悶着なのですが、思わずツッコミを入れてしまった事件です。
それが個人的には面白かったので記事にしてみました。

ちょっと聞いていってください

 

 

パン業界での戦い


製パン会社というと、みなさんどこを思い浮かべるでしょうか?

よく見る、絶対に思い浮かぶ会社はいくつかはあると思います

ヤマザキパン(山崎製パン)
フジパン
PASCO(敷島製パン)
第一製パン
神戸屋
オイシス
シャトレーゼ
etc・・・・

ヤマザキパンなんて、メジャー過ぎてパン売り場で見つけない方が難しいくらいです

また、コンビニとかで売られているパンも社名は違っても実際製造しているのは上記の会社だったりします。

売られているパンの多くは、皆さんが一度は聞いたことのある会社が作っているのがほとんどです

 

さて、このパン業界で起こった悶着は、
パン業界のトップ、ヤマザキパンが他社に文句をつけたことなのです

一体、どんなことを言ったのでしょう?

 

 

不正は許せない!

ヤマザキパンが怒ったのは、他社が不正(のようなもの)を行っていたからです

もちろん厳密には不正ではありません。

しかし、
良心の欠如や
企業倫理の問題
これらは確実にあるかと思います

客観的に見て、
ヤマザキパンの言っていることは正当性があると(私は)思います

ヤマザキパンが一部の会社に言っていた事、

それは、
食品表示(原材料表示)をキチンと行え!
ということです

これはヤマザキパンのHPからも確認ができます

山崎製パン | イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示について

 

ではまず、ヤマザキパンの食パンを例にとり、
原材料を確認してみましょう

山崎製パン 「超芳醇」

小麦粉・糖類・マーガリン・パン酵母・食塩・発酵種・脱脂粉乳・植物油脂・醸造酢・乳化剤イーストフード・V.C・(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)

ちなみにこの原材料、使用されている量が多い順に書かれています
(そういうルールがある)

問題になっているのは、
太字下線の部分、

イーストフードと乳化剤についてです

ヤマザキパンは、
「小ずるい真似をしないでちゃんと書け!汚いぞ!」
といっとるわけです

 

どういう事かというと、
最近の健康志向で、無添加の食品が好まれる傾向にあるのは多くの方がご存知だと思います

例えばイオンなんかでも
独自のプライベートブランドでも「グリーンアイ」なるものを出し、
なるべく添加物を抑えたものや有機栽培のものを使用した商品を販売しています
こういった消費者側のニーズに目を付けたのが、
一部の製パン会社です

商品表示法では、表示しなくてはいけないものが決まっており、
逆に言うと、決まっていない物は表示しなくても良い、というのが現状です

これを利用した、ということです

 

以下、山崎製パンのHPより引用

「イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示のある食パンや菓子パンは、イーストフードや乳化剤と同質、あるいは同一の機能を有する代替物質を使用して製造された食パンや菓子パンであり、添加物表示義務は回避できますが、実際はイーストフードや乳化剤を使用して製造された食パンや菓子パンと何ら差のあるものではありません。

私なんかも、原材料はちゃんと見てから買っているのですが、
やっぱり、
イーストフードだとか、乳化剤だとかショートニングと書かれているものは極力避けています

正直、この情報が無ければ、
「イーストフード・乳化剤不使用」
と書かれているものを優先して買うでしょう

というか今まではそうでした

しかし、ヤマザキパンの告発のとおり、
実際は、ほとんど同じものが使われている
というのが本当のようです

 

 

 

添加物・イーストフードと乳化剤とは


イーストフード
とは、簡単に言うとパンを発酵させるためのエサです
(イースト菌とは別物)

塩化ナトリウムだとかリン酸塩類などのことで、
これらには
骨粗しょう症や心筋梗塞、嘔吐や昏睡の危険があることが解っています

乳化剤はその名の通り、
乳化を促進させる材料です
※乳化・・・水と油を混ぜ合わせること=混ざりにくい同氏を混ぜ合わせるときに使う

こちらは
グリセリン脂肪酸エステルや
ショ糖脂肪酸エステル
などがあります

これらには
実は安全か否かという実験データはあまりありません(私調べ)

なので本当はどうなのかは現時点では不明としておきますが、
グリセリン脂肪酸エステルに関しては安全性が確認されているというデータもあるようです

ただ、乳化剤はその原材料が
遺伝子組み換えの大豆
である可能性も高く、あまりオススメ出来ないというのが意見です

ちなみに(当たり前ですが)
イーストフードも乳化剤も、
どちらもなくても
パンは作れます


これらの添加物は、
見た目を良くするため
コストを下げる為
に使われています

 

 

私が笑ってしまった理由


この一件を見て、
私は笑いがこぼれてしまいました。

察しのいい方はお判りでしょうが、
私は次のように思ってしまったのです

「どっちにしても危ない物使ってんじゃん(笑)」

 

そして、
ヤマザキパンも、
一部の不当表示?をした会社も、
これらの添加物が身体に悪影響を与える可能性があることを充分認識している
ということでしょう

 

でなければ、意図的に
「イーストフード・乳化剤不使用」
などと謳わないわけですから

私個人は、この記事を通して、
ヤマザキパンを買えとか、不当表示のものを買うなとか言うつもりはないんです
個々人が好きなものを買えばいい

ただ、企業にはもっとモラルとか良心を持ってもらいたい、とは思います

ご存知の方も多いでしょうが、
食品会社が出す食品廃棄物(いわゆるロス食品)は非常に多く、

これらロス分を考慮すれば、
世界中の飢餓を救うことは可能だそうです(というかそれでも余るレベル)

様々な事情、思惑があって
化学添加物を使い、
食品を貧困国に回さずにいることは知っていますが、
もう少し良心を持っていただけたらな・・・なんて思います

蛇足になりますが、

パンというと大手数社の食パン約10製品から

発ガン性物質が検出されています

 

これも大問題ですが、
これはまた別の話、ということで今日はここまで
食パンからの発がん性物質に関しては以下の記事に書いてあります
食品の農薬事情 癌の原因!? 健康が気になる方はお読みください

追記:2020年3月
ヤマザキパンが製品の品質向上を理由に発ガン性が疑われる添加物を再び使う事を発表しました。
ちゃんと公表するのは偉いと思います。
後は消費者が選ぶだけです。

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします