ちょこちょこ見る虐めのニュース
文部科学省の調査では約18万人がいじめに合っているとの報告があります(ということはもっと多いでしょう)
子を持つ親として、こんなニュースをみるだけで本当に切ない気持ちになります
一体どうしてこんなことが起こってしまうのでしょう?
一説には、
イジメをする子供は、家庭内でストレスを感じており、それを発散するためにする場合もあるそうです
また、親が強面の職業の子どもが学校内でイジメをする確率が高いというのも聞いたことがあります(本当かどうかはわかりません)
これは実際のアンケートの結果ですが、
イジメをしている子供は学校生活に充足感を感じる割合が高いそうです
上のストレス発散説とも符合しそうですね
逆にいじめられる側は人に意見を言えなかったり、いわゆる負のオーラを発してると対象になりやすいそうです
まぁこれは解るような気もしますが、統計があるわけではないです。
それに性格はしょうがない面もあるので、やはり、個人的にはイジメる方が改善をするべきだと思います
ちょっと前置きが長くなりましたが、
イジメの解決策を提案していきたいと思います
まずは子供とのコミュニケーションを
子どもがイジメられていると知った時、まず最初にやるべきことは、子どもと円滑で今まで以上のコミュニケーションをとることです
これが出来ていないと、結局のところ解決には至りません
コミュニケーションのポイントは、
○キチンとお互いの気持ちを話し合える関係を築く
○子供の気持ちを確認する
○子供の話を気長に聞く
ということです。
子どもはなかなか、イジメに合っていることを親には言えないし(心配をかけたくない)、自分がイジメの対象になっていることを認めたくない(自分が劣っていると錯覚する)ものです
ですから、子どもはどのように解決したいか
現状はどんな気持ちなのか
根気よく話してくれるまで待つことが必要です
それがとても重要な親子のコミュニケーションになります
※親子関係がしっかりしていれば解決は決して遠くありません
学校と話し合い
その次は学校と話し合いです
出来れば、直接学校に行って担任及び校長と話をするのが良いです
子どもを同伴させるかは状況によってなのでよくお考えになってください
先生が威圧的だったりする場合には同伴しない方が良いでしょう
ここにもポイントはあります
○出来れば加害者を割り出しておく(子供に聞いておく)
○話し合いにレコーダーを用意する(事前に断りを入れておく)
○その日話したことを書面にする(メモで程度でOK)
○最後にメモにサインをしてもらう(つまりその日の議事録のようなものです)
○対応策をこちらから出し、期日をきめてもらう
⇒例えば加害者生徒に事情聴取をしてもらう。その結果を明後日までに聞かせてもらう、と期日を区切ります。子供の為にも、早期解決をするためです。
ここまででも何らかの変化はあるかと思います
しかし、表向きだけ変わって、肝心の中身が変わっていない場合もあります
(暴力から無視に変わっただけとか)
学校によっては、対策をしたふりをするだけの所もあるようです
(アンケートをとったとか全校集会を開いて生徒に周知したとか)
イジメが継続している、学校生活が改善しない、学校側はやったふりをする
その場合は以下です
↓
他の力を借りる(使う)
学校が当てにならないとなれば、もっと乗り出すしかありません
方法はいくつかあります
○マスコミに相談する
⇒マスコミに、現状を話し、記事にしてもらう。もちろん、匿名で構いません。ただ、学校名は出してもらいましょう。幅広く様々な方からの解決策を提案してもらうのです(学校側にもマスコミに協力をお願いする旨を事前に伝えておきます)
○教育委員会に直接相談する
⇒教育委員会は学校の上級官庁になります。縦社会の公務員はハッキリ言って上からの圧力には弱いです。特に校長の動きが変わる可能性が高いです
○(暴力を受けている場合)警察に被害届を出す
⇒暴力を受ければ立派な傷害事件です。被害届を出す権利はあります。医師の診断書などもあるとより良いでしょう
○弁護士に相談する
⇒費用は高くつきますが、これも有効な解決方法です。法的観点から専門家に解決を手助けしてもらうのです
・・・・・
いかがでしょう?
これだけのことをやれば、何かしらの良い変化はあると思います
ただ、注意点を上げるとすれば、
マスコミに助けてもらったり、弁護士に相談するというのは、
かなり気合のいることです
そして、子どもが、そこまでのことを望むのかも大切
やっぱり子供とのコミュケーションがまず重要で、
どのような形で解決したいのか話し合う
ことが大事だと思います
そのうえで、子どもも戦う覚悟が出来たら上記のこと行いましょう
読んでいただいて気づいたかと思いますが、本来なら
大人が本気になればイジメは解決します
それは、親でも学校の先生でも、です
つまり、
マスコミだとか教育委員会だとか弁護士だとか、
ただの方法論でしかないのです
根本的な解決は、
子どもとしっかりした関係を築く
大人が本気になる
この2点です
実体験・我が家のイジメ解決方法
ちなみにうちの子の実体験を書きますと、
朝、学校に行きたくないと言い出したので
まず遅刻の連絡を入れてから、1時間話し合いました。
結果、ある子どもから嫌がらせを受けているのを話してくれました。
すぐ学校に電話して、今日はイジメが原因で休むこと(子供のメンタルを考えその日は休ませました)、そして加害者から事情聴取をしてその日のうちに結果を知らせてもらう事をお願いしました。
うちが幸いだったのが、
担任の先生がすぐ校長に話し、且つ、加害者生徒にすぐ話をしてくれたことです
話を大きくしてくれたんですね
実際はその後もイジメは続いたのですが、
同じように子供はすぐ私に相談してくれて、
学校に再度連絡、
再度事情聴取からの警告をしてくれ、
その後は治まったようです
(席も遠くに話してくれたり、何日か様子を電話で報告してもらいました)
今は子供も普通に楽しく学校生活を送っているようです
私どもの所は、気づきも早かったですし、子どもも話をしてくれ、早期に対応できたこと、
また、担任の先生が素早く対応してくれたことが解決につながったようです
個人的には、
子ども同士の解決がベスト
だとは思います
⇒極端かもしれませんが、やられたらやり返せばイジメはそうそう起こらないような気がします
しかし、未熟な子供同士ではそれが難しいこともままあります
その時は、大人が本気になって対応することが本当に重要だと思います
(その際、世間体や恥ずかしさ等を考えてしまうのはまだ本気ではない証拠だと思います)
他に良い方法があれば、随時追記していきたいと思います