輪廻転生とは カルマはあるのか? 死後の世界はあるのか?

輪廻転生とは生まれ変わりの事。
BBCテレビのプロデューサーだったジェフリー・アイバーソンはベストセラー「死後の生」で次のように述べています。
「現代科学は私たちの身体は肉で構成された機械で脳は一種のコンピュータなのだと教えている。そして死の瞬間、何もかも消えてしまうのだと。だとするとコンピュータを操作するものはいったい何なのか?それならば心と脳が別物だと証明しなければならない。(略)臨死体験や生まれ変わりが事実とすると、現代科学の根底にある唯物論と言う憶測が根底から覆るだろう。」
さらにスイスの臨床精神医キューブラー・ロスは「私は死後の世界を信じているのではなく、科学者として知っているのです」、と答えています。今回は生まれ変わり、輪廻転生について検証していきたいと思います

 

 

 

輪廻転生とは

世に数え切れないほどある宗教。実はそのほとんどが「輪廻転生(生まれ変わり)」を肯定しています。仏教やヒンドゥー教、(正統)ユダヤ教などを始め、新興宗教なども輪廻転生の概念を認めています。
キリスト教も現在は認めない立場にありますが、初期キリスト教時代の思想やグノーシス的キリスト教にはその考えはありました。(聖書は397年第3回カルタゴ公会議においてコンスタンティヌスが編纂していることが明らかになっているなど、昔から何度も大きく原書から書き換えられていることも解っています)

 

宗教という括りから外れても死後の世界や輪廻転生を書いた書物は昔からある。6000年前に書かれた世界最古の書物といわれる「エジプト死者の書」にも書かれている。「エジプト死者の書」はわざと仮死状態になり、その時の死後の世界(臨死体験)を書き残すという凄い内容です。他にも「チベット死者の書」、「ヴェーダ聖典」などで死後の世界・生まれ変わりが記されている。
特に「ヴェーダ聖典」では、
この世(現実世界)は生涯期と生涯期の間の中継地点でしかない、と書かれています。
つまり、魂の存在の方が本当の自分であると言っているわけです。

また冒頭に書いたキューブラー・ロス女史も多くの臨死体験とそれに伴う死後の世界を多く紹介しています(死ぬ瞬間シリーズなど)

 

世界中で、数千年も前から言われ続けている輪廻転生・死後の世界
しかもそれそれが共通している内容であることは驚かされるばかりです
統計的に見ても、事実と充分に考えられるのではないでしょうか?

 

 

ギャラップ研究所

世界最大の調査機関「ギャラップ研究所」は1982年、アメリカ国内における臨死体験の発生率をまとめました。
それによると、なんと
全米成人人口の約5%、実に800万人が経験しているのだという

 

この調査は臨死体験をした人たちと面接をし、話を聞くという稀な方法もとっている
以下はその結果をまとめた死後の世界についてである

✅死後の世界(あの世・霊界)には想像を絶するほどの多様な生命体と階層が存在する
✅現実世界こそが特殊な世界であり、特に肉体を持たされている
✅死後の世界の人は、思っただけで移動したり時間や空間に縛られない能力を有している
✅あの世の人は現実世界の求めに応じて力を貸している(守護霊など)
✅現実世界の人を助けるのは、霊としての役割をこなしている
✅死後の世界は階層があり、魂のレベルのよって行く場所が変わる

 

生まれ変わりについて言及しているものはないが、
これだけの数の人が証言しています。
また、このような内容が出てくるのはアメリカに限ったことではなく、世界中で同じような死後の世界が報告されています。
死んだあとの世界があるのは間違いないのではないでしょうか?

そしてもしかしたら、
そちらにこそ本物の自分がいるのかもしれませんね

 

 

スウェデンボルグの霊界手記

世界的な霊能力者というと数多くの人がいる中で、最も有名な1人がスウェデンボルグでしょう。
スウェデンボルグは1688年スウェーデンに生まれました。
9カ国語を話し、化学、数学、哲学、発明そしてスピリチュアルに関して非常に深い業績を残し著書も150冊を超えています。彼の業績は現代の科学レベルを凌駕しているものもあり、遠く離れた自宅の火事を透視したり、自分の死ぬ日も手紙で予告していたそうです
(ちなみに私も日本で同じような能力を持っていた人を知っています。もう亡くなりましたが)
彼の著書や思想は多くの学者や宗教に影響を与えています。
カントやゲーテ、ドストエフスキーも彼の影響を受けていると言われています。

 

そんなスウェデンボルグの著書の中でも、最も有名なのは「霊界手記」です。
この「霊界手記」の序文を紹介しよう

私は過去20年に渡り、この世に肉体を置いたまま魂となり、死後の世界である霊界を見てきた。そこで多くの霊と話をし、多くの事を聞いてきた。
ここで私が記すのはその体験談だが多くの人はそれを信じないだろう。
それは構わない。
この本を読めば全て真実と認めざるを得ない、そう確信しているからだ。

人々は、霊が永遠の存在であること、霊界が存在することを知るだろう。

さらに次のような事も書かれています

自殺は絶対にやってはならない。
老衰などの普通の死はあなたにとって素晴らしい世界(霊界)が待っているが、自殺すればそこには行けなくなる。
それどころかよりカルマ(業)を重くして生まれ変わり、前生の苦しみの数倍の苦労と境遇をもって生まれ変わらなくてはならないし、家族や子孫にまでカルマを背負わせることになる。

彼の著書は、人生を生きる上で非常に大切なことが書かれているのです

 

 

 

仏教に見る輪廻転生

仏教にも輪廻転生・生まれ変わりの思想はあります。
仏教の輪廻転生は特に興味深く、上の図にあるように6つの世界を輪廻する「六道輪廻」と呼ばれる考えがあります。

6つの世界は以下の通り

①天道・・・いわゆる天国のこと
②人間道・・・人として住む世界
③修羅道・・・怒りに満ちた世界
④畜生道・・・獣の世界
⑤餓鬼道・・・何を得ても満ち足りない世界
⑥地獄道・・・苦しみばかりの世界

カルマ(業)によって、それぞれの世界に生まれ変わるといいます。

面白いのは、これをそれぞれの世界があるという人もいれば、私のように全てがこの現実世界にあると捉える人もいることです。
例えば、お金も簡単に稼ぎ、何不自由なく幸せに暮らす人もいますよね。この人は天国に生まれ変わったのです。
常に怒ってばかり、争いの絶えない人もいますよね。これは修羅道。
金を集めても集めてもまだ足りないという人もいます。これは餓鬼道。
私は、この世界は、あらゆる世界が混在しているのだと考えています。

ブッダは次のように教えを説いています

今あなたが見ている私たちの世界、この輪廻の世界が耐え難い苦しみの海であることが、あなたの学ぶための海なのです。
カルマの法則を避けることは誰にもできません。
あなたが来世でどのような誕生を迎えるかは、今世における行為によって決まるのです。それは行為の大小によるものではなく、行為の基となる意志や動機です。自分が他者を傷つけるとき、それは自分自身を傷つけているのです。

 

 

 

なぜ人は生まれてくるのか

なぜ人は生を受けるのでしょう?

意味なんてない、という人もいます。

もしかしたらそうなのかもしれません。

 

でも、私はそうは感じていません。
人はカルマを背負い、何かしら為すべきことがあってこの世に生まれてくるのだと思います。
だから仏陀は自殺を否定し、辛くても生き抜くことを説いているではないでしょうか

 

現世利益だけを重視して生きるのも良いと思います
あの世があるのは少なくとも私には証明できませんから

ただ、このような話に少しでも光を感じる人は必ずいると思います
そういった方は、身近な人を大切にし、より良い社会・人生を造るため、一緒に頑張っていけたらなと思います
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです

 

※私の知り合いで亡くなった方の声を届けてくれる人をご紹介します
自分的には数少ない本物の力を持った方だと思います
メッセンジャー・ゆきこさん

※仏教の六道輪廻に興味を持たれた方にオススメの本です
わかりやすくて子どもにもおすすめ!
⇒「人は死んだらどうなるのか

 

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします