2023年10月。
ロシア・ウクライナ紛争が下火になってきたかと思っている最中、今度はイスラエルで戦争が起こりました。
イスラエルvsハマスの戦いは、センセーショナルに毎日テレビで報道されています。
ロシア・ウクライナも含め、各地で戦争が起こっていることから、
第3次世界大戦が始まるのでは?
と危惧する人もいるようです。
確かに、これだけ毎日のように世界で起こる戦争を報道されれば、心配が大きくなっていってしまうのは当然です。
中国と台湾の争いも戦争状態になる可能性があり、
平和ボケの状態ではいられなくなるかもしれません。
しかし、どんな時も忘れてはいけないのが理性的な思考です。
人間は思考することによって始めて人間足り得ます。
なぜこの戦争が起こっているのか、という中身を観なくてはなりません。
それによって今後の展開や方向が見えてくるのです。
イスラエルとハマスについて、一緒に考えてみましょう。
まずはイスラエルとハマスの関係について見ていきましょう。
※分かり易くするため、非常に簡単に書いています
イスラエルは1948年に出来た非常に若い国です。
もともと、パレスチナ人が住んでいた地域にユダヤ人が攻め込んできてその土地を奪いました。
パレスチナ人たちは土地を追われ、今ではヨルダン川西岸と東のガザ地区と呼ばれるところに押し込まれてしまっています。
イスラエルにはエルサレムというユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教にとっての聖地があります。
イスラエルはユダヤ教(ユダヤ人)、
パレスチナ人はイスラム教
ようするに宗教戦争の意味合いもあり、
それぞれのもっとも重要な土地を奪い合っているのです、という構図です。
(これまでに本格的な軍事衝突は4回ほどあり、すべてイスラエルが圧倒的に軍事的勝利を収めています。)
もちろん、軍事面だけでなく、政治的な面での衝突も多々あり、
もう数十年も争いが続いているのが現状であり、
ハマスはパレスチナ陣営の組織です。
長年に渡り土地を奪われ続けてきたパレスチナ側の軍事組織がイスラエルに再度攻撃を仕掛けた・・・
というのが、
今回のイスラエルとハマスの戦争の一般的な見方です。
では、一般的ではない側面からこの争いを見てみましょう。
まずこの戦争の目的です。
これまでのどの地域喉の戦争にも目的がありました。
搾取であったり、土地の強奪であったり、政治的アドバンテージを得るためであったり。
最も多い理由はお金の為でしょう。
戦争は圧倒的にお金が動くのでそれを利用して大儲けした一部の存在がいたことは歴史的事実です。
今回の目的も同様にお金であることは疑いようもありません。
この戦争で、イスラエル・ハマス両側に大量の武器や消耗品が必要になります。
それは戦争の常套費用です。
これに乗っかるエリートたちは数多くいます。
次に考えられるのが、スクラップアンドビルドです。
当ブログでも散々書いてきていますが、今、世界中の企業や政治家たちが目指しているのがスマートシティです。
スマートシティとはごく簡単に言えば超未来都市のことで、
無人自動車や無人販売、どこでもネットにアクセス可能、いつでも体の健康状態を見ることが出来て、身体拡張によりこれまで人間が出来なかったことも出来るようになる社会・都市、それがスマートシティです。
もちろん、そのためにはデバイスを体に埋め込んだり、情報を一極的に集めて運用することが必要になってきますので、それ相応の社会インフラの整備が必要になってきます。
つまり、都市を丸ごと作り直す必要があるのです。
そのために、いちいちご丁寧に建物を壊して作り直して、交通を考えながら道路整備して、人々の生活に配慮しながら都市計画を練り直す・・・
というのは手間もお金も時間も非常にかかってしまいます。
ではどうすれば手早く、合理的にできるか。
戦争は最強のスクラップ(壊して)アンドビルド(新たに作り直す)です。
戦争をして金儲け。
新しく街を作り直して金儲け。
さらに徹底的な管理社会のインフラ構築。
一石三鳥です。
また、世界中に届ける「戦争」というセンセーショナルなニュースを作ることによって、
世界中でインフレを起こす理由にもなります。
格差拡大政策ですね。
戦争は、庶民を洗脳するためにも非常に有効なのです。
そしてこれらは私個人の妄想ではありません。
なぜなら、
ハマスはイスラエルが作った組織だからです。
ハマスはパレスチナ側の組織であるのに、その組織を作りお金を提供しているのはイスラエルなのです。
それを証明する発言をしているのは一人や二人ではありません。
有名なワシントンポストでも取り上げているほどです。
⇒ワシントンポスト イスラエルはどのようにしてハマスを作ったか
⇒ハマスはイスラエルの資金提供によって創設されたことを元軍関係者は語る
ハマスはパレスチナ人を分断するために敢えてパレスチナ側に資金提供して作ったスパイのような組織だとする説もあります。
ただ、どちらにしてもハマスがイスラエルによって作られた組織だということはほぼ間違いがありません。
そしていわゆるテロ組織というものは、ほとんどが同じような状況で運営されています。
アルカイダ、タリバン、IS、イスラム国・・・これらテロ組織は、そのほとんどが西側諸国、つまりアメリカやイスラエル、イギリスなどが資金提供して作り上げたものです。
そうでなければ、潤沢な資金や豊富な武器が揃うわけがありません。
たかがテロ組織が国を相手に組織を維持できるわけがありません。
※ちなみにイスラエルのパレスチナ自治区の占領は、国際的には軍事占領とされています。
ようするに非合法な占領であり、国際的に認められていない行為を行っているわけです
自らが敵を造り上げ、
演出し、盛り上げ、
そしてその解決策という名の「自分たちの都合のいいこと」を推し進めていくのです。
これをマッチポンプと言います。
最後に最も恐れられている、
この戦争が第3次世界大戦に発展するのか、という点について考えてみたいと思います。
結論から書けば、
今後の社会情勢次第でしょう。
当たり前と言えば当たり前ですが、
先ほども書いた通り、スーパーエリート(国際資本家)達の計画通りに進んでいくかどうかによるでしょう。
計画通りに、スマートシティ化が進み、
予定通りに世界人口が減少し、
そして管理社会のインフラ、絶対に反抗しない庶民が出来ていけば、戦争には至らないでしょう。
しかし、徐々にこれらの思惑はバレつつあるのも事実です(反面、気づいていない人が大半なのもまた事実)。
従って、どうなっていくかは我々次第でもあるわけです。
イスラエルとパレスチナの問題は、わざと解決しないようにお互いが理解していますし、
中国と台湾有事など、他の地域でも戦争の準備はされています。
過去の世界大戦のような大規模な戦争に発展していくかは分かりませんが(戦争もドローンやサイバー空間での争いになってきているという事情もある)、スクラップアンドビルドや経済誘導、管理社会のために戦争をする準備は出来ているということです。
そもそも戦争はこれまでも意図的に、起こしたい人たちが起こしていたのです。
今後も彼らの戦略・計画によって変わっていくかもしれません。
ただ、私個人的には戦争はしたくありません。
ほとんどの人も同じ思いでしょう。
そしてよくよく考えれば、一般庶民たちが戦争に参加しなければ、戦争など起こりようがありません。
世界中の人たちが反対し、軍隊の隊員たちも戦争には絶対に参加せず(日本の自衛隊の様に災害時などの活躍に限定)、軍事産業の商品は買わない、株も買わない、とすれば、世界は変わっていきます。
私たち一人ひとりの思いで、世界は変化していきます。
これは間違いのない事実です。
ですから、正しい情報を掴むことは重要なのです。
知らずに軍事関係の会社の株を買っている人もたくさんいるでしょうし、
商品ならなおさらです。
それらを知ることによって、世界を変える第一歩になります。
本当の意味で世界を変えられるのは、一部のエリートではなく、
圧倒的大多数の我々庶民です。
今回の内容も、あくまで情報の1つに過ぎませんが、
これをきっかけに、調べて、考えてみてください。
それこそが世界を少しでもよくするために、大切なことなのです。