未来を見通す驚異の予言 最強の予言part.3 ルドルフ・シュタイナー編

偉大な足跡を残した学者であり、歴史上有数の神秘学者(人智学・神智学)でもあったルドルフ・シュタイナー。
彼は決して”予言者”ではありません。
意図的に”予言”を残したりもしていません。

しかし、彼の明晰な頭脳とアカシックレコードにアクセスできたという能力は、信じられないほど正確に未来を予見してしまっているのです。

今回はそんなシュタイナーの未来予測を見てみましょう。

 

 

 

未来を見通す驚異の予言 最強の予言 ルドルフ・シュタイナー編

前述のとおり、シュタイナーは”予言者”ではありませんし、”予言”として言葉を残したこともありません。
従って、正確には、シュタイナーの予言という物はありません。
※自身の言葉が予言と取られることを嫌っていたという

 

しかし、彼は数多くの書籍や講演の中で、未来に関する言及を行っており、結果としてそれが現実のものとなっているのです。

例えば、共産主義の崩壊、第2次世界大戦の勃発(原爆の使用)、教育や医療の堕落、遺伝子操作・・・etc・・・
予言者ではありませんが、(おそらく)他の予言者よりも具体的な発言の中で未来を見抜いているのです。
例えば次のような言葉が残されています。

人間生活にとって確かな価値を持っている財の交換代わりに、貨幣経済が出現しました。そして貨幣は、ちょうど自然経済における現実の物品と同じように、それでもって経済を営む事の出来るものになりました。
けれども貨幣が実際の経済対象になったことによって、ある非現実的な幻影が人々の前に映し出され、それが人間を専制的に支配し始めたのです。人間は経済という幻影に支配されることになります

 

私があえて”予言者”としてシュタイナーを取り上げたのは、彼の残した中に、あまりにも「今」を的確に表す言葉があったからです。
次からは実際にシュタイナーの言葉に触れていきましょう。

※シュタイナーの文章は非常に難解である場合が多いので、分かりやすいように要約してあります。

 

 

魂が排除されてしまう

将来、我々は「薬」によって人間の魂を排除することになるだろう。
健康に良いという理由から、生後間もない子供にまでその「薬」は使われる。
そうして、人間は魂や精神の存在に気づくことが出来なくなる。

物質的な考え方(唯物論)しか出来ない医者たちの手で、人間から魂が排除されていく。
今の人々は、病気の予防のためといって薬(=ワクチン)を打たれるが、真理を知ろうとすることが狂気であるとされる未来においては、知的で精神的であることを失くすために、人工的に配合された物質を含む「薬」が使われる

そのような人々は、物質主義の中で非常に賢くなるかもしれない
(注:人間とAIが繋がれる可能性の示唆)

しかし、意識(魂)を自らの内に育てることは出来なくなるだろう
それが物質主義に基づく権力者たちが達成したいゴールなのだ。

このような「薬」を使えば、人々の身体から魂が容易に切り離されてしまう。人間というものは本来、この地上で精神の意志によって磨かれるべきである。
しかし、魂が切り離されてしまえば、人間は宇宙や自然との関係は不安定なものとなり、人々は”オートマタ(機械人間)”になってしまうのだ。

それゆえ、この「薬」は機械的・制度的な力を助長し、人は外から与えられる物的な感情を排除できなくなってしまう。
人は組織からなる物的存在になり、精神的な存在でなくなってしまうのだ。

 

この”予言”に関しては、もはや説明は不要だと思います。
注目すべきは、この”予言”は100年以上前になされているということです。

現在のような状況に置かれている我々にとって、
噛みしめ、理解する必要のある言葉である気がしてなりません。

 

 

教育に関する”予言”

シュタイナーはヴァルドルフ学校(シュタイナー教育)を作るなど、教育に関しても多大な功績があります。

そして同時に、教育に関する予言も残しています。

今日行われているような教育が続いていくならば、人間はあまりにも早い時期に老け込んで、年老いてしまうだろう。

現代人の中には、心に傷を受けた人が多く見られる。その人たちは、どう生きてよいか解らず、社会もまた、その人たちをどう扱ってよいか解らずにいる。普通に考えるよりもはるかに多くの人が、このような生き方をしている。それはなぜだろうか?それは教育者が、子ども達の最も基本的な成長の法則を顧慮していないからである。

陳腐な点数教育という、今日ますます奨励されているやり方にまで程度を落とした場合、大きな人生の光、人生の力は失われてしまうであろう。

シュタイナーは教育の問題が大きくなり、社会で心の問題を抱える人が増えてしまうことを予見しています。
そしてそれは教育のシステムが問題であるとも言っています。
現代の教育システムに問題が無いと考える人は、決して多くはないでしょう

そして、シュタイナーはさらに先の未来の教育にまで言及しています。

未来の教育は、前世についての認識をその基礎に置くようになるだろう。
そして未来の教育者は、成長する子どもの中で以前の地上での人生から発達してくるものに対して、繊細な感情を持たなければなりません。
そのような人と人との関係において、「意識における他の人への霊的(精神的)な繋がり」の上に打ち立てられた社会が形成されなければなりません。

未来の教育は、規範学であってはなりません。未来の教育は、真の人間芸術となるべきなのです。未来の教育は、人間全体の認識に基づくものとなるでしょう。

教育者は、7歳、9歳、12歳の子どもの本性(心)が何を求めているかを知らなければなりません。そして、子どもはそういう本性に従ってこそ、はじめて生きることに強くなれるのです。

シュタイナーは真の教育は芸術である、とも語っています。
本物の教育は、人間をより強く美しくしてくれるのではないでしょうか

 

 

 

社会に関する”予言”

今後の社会はどうなっていくのでしょう?
もちろん、それは我々の生き方に拠るのですが、その中でシュタイナーの残した”予言”を足掛かりに、思考することには意味があります。

未来に起こりえる、社会全般に関する言葉を見てみましょう。

人間は自身に結びついた機械を持つようになります。そして人間は自分自身の振動を機械に移すようになります。つまり、人間は自分が引き起こした振動を用いて、ある種の機械を動かすことが出来るようになるのです。

人間がほんの僅かな影響を与えることによって、ある種のモーターを動かし、駆動させることが出来るようになります。そしてそれにより、人間の力で行われていた多くの事が機械に取って代わられることが可能になります。英語圏領域では、人間が行っていた労働の10%ほどが不必要なものになる可能性が生じることになります。

1割仕事が楽になる、とも読めるかも知れませんが、現在の世界状況を鑑みてみれば、”失業率が10%に達する”とも取れます。
感染症騒動で、今後さらに景気は悪化する可能性もあります。日本でも、英語圏だから、と安心は出来ないかもしれません

 

人々は、ある星の位置と調和させることによって受胎をコントロールし、そうすることによって、優秀な人間あるいはそうでない人間を地上に誕生させるきっかけをつくり出すようになるでしょう。

未来において、物質主義的な医学は倫理を失い、荒廃し、その基盤を失うことになるでしょう。なぜなら、神秘的な衛生学の能力が発達することによって、人々は外面的な物質的医学を必要としなくなるからです。(中略)このことは、非常に近い将来に実現することになるでしょう。

人間はさほど遠くない未来において、病気と健康についてのあらゆる考え方が変革されるのに気付くようになるでしょう。
医学は精神の中でとらえることができるものによって浸透されるようになります。
なぜなら人間は、まさに病気を精神的な原因の結果として認識することを学ぶようになるからです。

これは現在の主流の西洋医学の問題点が噴出し、行き詰まり、全く新しい本物の医療に変わっていくことを示唆しています。
シュタイナーは、”物質主義(唯物論)では本当の智慧は身につかない”とも語っています。

現代医学は心臓を「血液を送り出すポンプ」として見ています。
つまり機械(物質)の一部分として考えているのです。
シュタイナーの言う本物の医学は、心臓は機械ではなく超感覚的なモノで動かされており、精神面と身体面の両方を同じだけ重要視する必要がある、ということを主張しているのです。

 

人間は、機械的かつ力学的な存在をある精神的な方向に向けるすべを本能的に知ることになります。その結果、あらゆる技術は荒廃するでしょう。
しかしながら人間の自我にとって、この荒廃はむしろ非常に役立ち、歓迎すべきものとなるでしょう。

単なる「富の印」が支配するようになったことで、社会は荒廃し、危機に陥ります
そして人間が、”経済的人間と銀行家によって作りだされた経済体制に、法的国家と精神の有機体を対置させる”、ということを洞察しないならば、社会は機械的・制度的なものに縛り付けられることになるでしょう。

現在のような金融資本主義体制が続けば、社会は遠からず”荒廃”してしまうのは、多くの人が感じていることでしょう。
今でさえ、多くの国で多くの人が困窮し、物質的に豊かな地域であっても心は廃れてきています。

その結果、我々は”あらゆる技術を失う”ことになるかもしれません。
ただその中で我々は本当の智慧や技術を見直し、手に入れ、成長する機会が訪れるのかもしれません。

 

 

シュタイナーの言葉

シュタイナーの”予言”を見る限り、これから更なる試練が待ち構えていることが読み取れます。

しかし、決して未来が闇に閉ざされているわけではありません。
シュタイナーは多くの講演の中で、”人類は成長・進化を続ける”ことを明言しています。

すべてが、明るい未来に繋がっているのです。
そのために、我々1人1人が気づき、歩んでいくことが大切になります。

 

最後に、シュタイナーが日本人(アジア地域)のことについて残した言葉を記し、今回の締めとしたいと思います。

東洋(日本)の人々の内部で、本能的に明確な知識が発達してくるでしょう。
その知識は「どのようにしてある種の宇宙的な現象と平行して進行していくか」ということに関するものとなるでしょう。

アジア(日本)の住民の民族の連続を、血の連続を形成している人間だけが、今日混沌としたまま、どうすれば個々の具体的な場合において、宇宙の大いなる法則と調和しながら作りだすことが出来るか、ということを洞察する能力を獲得できるのです。

西洋人が物質上の成果の補足物として、古代東方の精神性や魂の遺産を受け取ろうとするのは錯覚でしかない。西洋人が自分の科学、技術、経済能力を真に人間に相応しいものにすることのできる精神内容は、西洋人自身が自分の中で発展させることのできる能力から来るものでなければならない。
多くの人が「光は東方より来る」と語った。
しかし、外の方からやって来る光は、それを内なる光が受け取るのでなければ、光を知覚したことにならないのである。

 

 

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showma

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