2011年の東北大震災による原発事故で、日本でもエコな新エネルギーに対する機運は高まっていますよね
(日本ではまだ原発を再稼働させようとしたり、売ろうとしたりしていますが・・・)風力発電、潮力発電、太陽光発電などなど・・・・ (太陽光発電は問題ありますが・・・) 色々な発電方法が取り上げられています
今回はそんなエコなエネルギーの中でも、 ちょっと面白い物をご紹介します
電力会社も、結局我々が消費という中で選択をしないと、 もっとも利益が上がるものを無理やり売ってきます 我々一人一人がエコエネルギーを選択することで、社会は変わっていくことでしょう
水道管発電とは、その名の通り、水道管に流れる水流を使って発電するというものです。(つまり水力発電)
確かに、私たちは毎日水を使いますし、
それがそのまま電機になるのならエコですよね。
この水道管発電は アメリカ・オレゴン州のポートランド市で既に試験導入されています
ルーシッド・エナジー社が作ったタービンシステムを利用したもので、
大型の水道管に設置することで約150世帯分の電力が生み出されると言います。
肝心の導入コストは150万ドルほどとなっていますが、長期的に見れば水道りょきんのコストを下げることにもなるでしょう
この発電方法の理屈は基本的にダムと同じです。 即ち、上から下に流れる水流を利用して発電するというもの
水道管には高地から低地に水道管を敷設し、自然に流していくものと ポンプで人工的に圧を掛け流しているものがあります。
この発電機は前者のみに有効なものになります。
ダムはどうしても環境破壊の懸念が消えないものですが(それでも現状の発電方法の中ではだいぶマシの方だと思います)、この水道管方式ならばすでに敷設してあるものを利用しているわけですから自然への負荷は最小で済むのもいいですね
日本国内でもこのような動きは見られており、今後もこれに続くアイディアはどんどん出てきそうです(後述)
問題はやっぱり利権ですよね
今、日本では麻生副総理が水道を民営化しようと頑張っていますが、
そうなるとこれらの技術の実用化は先送りになる可能性もありますし、仮にこの水道管発電が設置されても、水道管使用料みたいなのが生み出され、結局庶民の水道代は上げる・・・なんてオチは充分考えられそうですよね・・・
先ほど、日本国内でも動きが見られると書きましたが、
2011年、藤沢電機管工(福井市)が
水道管の水流を利用して電気を作る小型水力発電機を開発しています。
工場や集合住宅の敷地内の水道管に据え付け、管内の水流で水車を回して発電。出力2.7キロワットと0.7キロワットの2種類があります。
出力2.7キロワットの場合、1日あたり7時間、年300日稼働すると仮定すると、年間発電量は約6000キロワット時で、電気代を約18万円節約できるという。
また、長野県飯山市の小林電気は
同市の公園にマイクロ水力発電を既に設置しています。
山梨県には、その名もズバリ、日本小水力発電株式会社という法人があり、
日本各地で持続可能な社会を模索しています
(ちなみにこちらの会社はヨーロッパの小水力発電機を使用)
世界でも日本でも、新しい技術は次々と出てきているようです。
しかし、なかなかそれが社会に根付かないのは、
技術的な問題も確かにあるのでしょうが、
既得権益を守ろうとする人たちの存在もあるのかもしれません。
これからは我々市民がこれらの情報をしっかり知って、
自己利益を守るために新しい技術を否定する人たちを拒否するのも大切かも知れませんね
今日は小型水力発電についてでしたが、
インフラは莫大な利権が絡んでいるので、またそのうちご紹介できればと思います
ではまた(^_-)-☆