日本のマスコミ(政治家や企業も)は中国から大きな資本が流れ込んでおり、中国共産党に対する報道は忖度されています。
従って、以前当ブログでも書いたウイグル自治区の強制労働問題もほぼ流れることはありません。ウイグル自治区で生産される新疆綿は各アパレルメーカーでよく使用されていますがそれすら伝えていませんね(ちなみにユニクロはこの件でフランスなどに訴えられています)。
そして、迫害されているのはウイグルだけでなく、すでに20年程も悲惨な目にあわされ続けているのが「法輪功」です。
中国共産党が、どのようなことを行っているのか
マスコミが口を閉ざす、世界の本当の姿を見てみましょう。
”法輪功”とは、一言でいえば宗教団体のようなものです。
とはいっても、新興宗教のような怪しいものではなく、気功を使った健康法を唱えたものです。さらにそこから「真・善・忍」を中心とする「宇宙大法」を身に付けることにより、魂を高い次元にあげることができるとする教えでした。
(日本でもNPO法人として存在します。教えの内容から宗教のようなもの、という表現をしました)
法輪功を学ぶ人たちは「学習者」と呼ばれ、徐々に人数を増やしていきました。
1999年頃には7,000万人にも及ぶほどの学習者になったとされ、共産党員や人民解放軍関係者にも多くの学習者がいたという。
それを重く見たのが、共産党幹部(主に江沢民など)だった。
江沢民は中国のネット上で「膜蛤」(カエルの意)と揶揄されるなど、その影響は大きく、多くの強権を振るってきました。現在でもその政治権力は無視できません。
余談になりますが、江沢民はカエル、習近平はクマのプーさんなんだそうです。
プライドの高い江沢民は、法輪功の急激な拡大に嫉妬したとも言われています。
また、歴史上、宗教的な集まりが国家を転覆させた例は多くあるので、それを恐れたのもあるでしょう。そして党員や軍内にも学習者が増え始めたこともあり、突如、法輪功の迫害を始めます。
1998年、「法輪功の評判を傷つけ、財政的に崩壊させ、肉体的に破壊」する指令を江沢民は出します。
1999年から本格的な”法輪功狩り”は始り、団体への圧力のみならず、直接的な暴力も多々行われている。
そしてそれは本当に非人道的な事が行われている。
単純な暴行から始まり、女性(学習者)への集団レイプ、男性へは性器へ電気棒を当てる、法的な罰則(禁固や懲役)、強制労働所への収監、そして臓器売買。生きたまま臓器を取り出し、それを売るという行為も明るみに出ている。
このような人を人とも思わない虐待行為に世界中から非難の声が上がっている。
アメリカやフランス、イギリス、オランダ、スペイン、アルゼンチンなど多くの国が起訴をするなど問題視している。
法輪功の死者は確認されているだけでも数千人、監禁されてている、されたことのある人数は数千万人にもなるという。
現在でも毎年数百人は逮捕されているといわれている。
↑中共の法輪功虐待を批判するパフォーマンス
ネット上では法輪功に関する様々な情報を得ることが出来ます。
YouTubeでも多くの動画が上がっていますので、もっと詳しく知りたい方はご覧になられるとよいでしょう。
その中でも注目したいのが、カナダで作られた映画「馬三家からの手紙」です。
馬三家という地域にある強制労働施設の実情を描いた作品で、この労働強要所には多くの法輪功学習者が収監されていました。
その中の1人、孫毅(スンイ)さんがこのドキュメンタリー映画の主役になる。
孫さんはこの強制労働所に入れられ過酷に日々を送らされていた。
しかし、現状を何とかしようと、自らが毎日作らされていた商品に手紙をそっと忍び込ませることを思いついた。そこに馬三家労働施設のこと、法輪功迫害のことなどを書き、誰かに読んでもらえるように英語と中国語を混ぜたものをばれないように商品に挟んでおいたのだ。
その手紙は海を渡り、アメリカはオレゴン州で開かれることになるのだが・・・
この映画はNHKBSでも放送されており、反響を呼んだということです。
興味のある方はこちらもご覧になってみてください。
多言語メディア「大紀元」にも法輪功の悪魔の所業が掲載されています。
かなりグロイので心して開いてください
⇒大紀元・中国当局による法輪功学習者への迫害
いつも言っていますが、これは対岸の火事ではありません。
中国共産党は日本を狙っている、と見るのは論理的帰結です。
マスコミや企業への資本投下、北海道や新潟・佐渡などでの大規模土地買収、政治家へのハニートラップや資金提供、日本国会へも議員を送り込んだり、冗談抜きで共産党員(スパイ)は日常的にあちこちにいます。普通のお店を構えていたり、学生をしていたり、色々な所にばら撒かれているのです。
さらに中国共産党は、民族統一も掲げています。
万が一、日本が侵略されれれば、日本民族が法輪功のように、ウイグルのように虐殺され、強制労働され、レイプされ、生きたまま臓器を抜かれるかもしれません。
大げさに聞こえるかもしれませんが、中国がこういったことを自国民にやっているのは、世界が認めている事実です。
人道的にも、人権的にも、これを危惧するのは当然といえないでしょうか?
NHKBSでも放送されたりしていますが、まだまだ日本では知らない人が多いこの問題。
私たち自身を守る意味でも、なにか機会があればみんなと話してみたいものですね