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エッセイ・勇気ある言葉 「北陸水害の生の声、現実の声」2022・8・3~4

報道でご存知の方も多いと思いますが、
私の普段住む地域の近隣で水害が発生しました。
被害状況はちょっと移動するだけでだいぶ変わります。

単純に、低い地域は被害が大きいですし、高い地域は被害が少ないです。
当たり前ですが

こんな感じでした↓

これはすぐ近くの川なんですが、完全に氾濫してしまっています。

幸い、私のいるところは護岸壁が反対側より高くなっていたので、最後までギリギリ大丈夫でした。

反対側には田んぼがあるのですが(田舎在住)、田んぼもほとんど泥水を被ってしまっていました。早稲のものだとすでに稲穂が出来始めていて、それに泥が付くと稲が起き上がらなくなってダメになってしまうそうです。

 

また、田んぼだけでなく、道路にも川の水が流れていて、水が引いた後も多くの泥が残されていました。後片付けが大変です・・・

 

海抜の低い地域は、かなり水が入り込んだそうで、土砂や大量の枝葉が山を作り、さらにそこに流された車が突っ込んでいる・・・という写真を見せてもらったりしました。

線路や道路でも陥没や崩落した場所が多数あり、あちこちで道路が通行止めになっています。
なので陸の孤島、というテレビでしか見たことのない状況を自分が味わうことになりました。
買い物にも行けない状態ですし、とにかく自分の出来ることをしつつ、復旧するのを待つだけです。

川が氾濫しているのを目の前に見るのは非常に恐怖を覚えます。
不安も大きくなりますし、そういった状態の時に冷静な行動をするというのは、とても勇気のいる事なのだと痛感しました。
恐怖は人間を支配する力があります。

 

 

↓水の引いた道路には魚が残されていました

そして泥。

 

あちこちで通行止め。

土砂崩れなどで、木々が道を塞いでいるという場所が複数あります。

 

近くの橋も崩れかけていました

 

道路も崩落しています。
復旧にはだいぶ時間がかかりそうです。

 

 

本当にあっという間に水が増え、川から溢れだしました。
携帯の災害速報で気が付いてすぐに行動したのですが、逃げ道は既に塞がれていました。

やはり、日ごろからの災害の備えは大切だと思いましたし、
実際に災害にあった際は、
直ぐに動くべきか、
あるいは動かずに今いる場所で身を守るか、

適切に判断する必要があります。

 

正直、逃げるのが最善の判断でない状況もあります。
本当に冷静な状況判断が必要になるんだと学びました。

 

 

 

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします