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ひとりごと風エッセイ『勇気ある言葉』 お題「スズメバチも怖くない」

先日、スズメバチに刺されました。

庭先で網戸の張替えをしていたんですが、張り替えた網戸を窓枠にはめる時にプスッといかれました。

どうもその窓の下に置いてあった木箱の中に巣を作っていたようで、それに近づきすぎてしまい刺されてしまったのです。

 

当初は何の蜂に刺されたのか分かりませんでしたが、
①刺した蜂を観察
②刺された箇所の痛み
③木箱をひっくり返して蜂の巣を確認

これらをすることによって、キイロスズメバチであると確信。
大慌てすることになりました。

キイロスズメバチ(スズメバチ全般)の毒は神経毒で、
組織の破壊や腫れ、激しい痛み、発熱や吐き気などを起こす可能性のある危険な毒です。
毎年、スズメバチに刺されて亡くなる方もいるくらいなので、決して油断してよい相手ではありません。

しかし、蜂は多くの種類で、人の住む場所の近くに巣をつくることがあります。
それは蜂の天敵から身を守ることにもなりますし、風雨を凌げるなど、蜂にとっても利点があるからです。
なので軒先だとか屋根裏だとか垣根だとかに、知らぬ間にスズメバチが大きな巣を作る・・・なんてことがあるわけです。
スズメバチと一口に言っても、オオスズメバチなのか、キロスズメバチなのか、ヒメスズメバチなのかなどによって巣の作り方も変わってきます。
メチャクチャ大きくなるのはキイロスズメバチの場合が多いようです。

で、今回はそのキイロスズメバチにやられたのです。

幸い、彼らの城はまだ建設中で、すでに蜂の子はいましたが大きさでいえば全長20~30cmくらいの大きさでした。

刺された後は、取りあえず蜂の追撃を受けないようにすぐに家の中に退避。

そしてあっという間に刺された場所が赤黒くなってきました。
このままでは激痛と戦いながら病院へ・・・ということになってしまいます。

そこで取り出したるは「マムシ酒」。

マムシを3年以上、焼酎に漬け込んだお酒です。

このマムシ酒、昔から蜂刺されによく聞くと言われています。
なのでこのマムシ酒をティッシュにかけ、マムシ酒でビチャビチャになったティッシュを患部にあて、包帯で固定。その後定期的に張り替えるということを行いました。
多少独特な臭いはしますが・・・

 

その結果・・・

なんと、痛みはほぼ無し!
腫れもほんのわずか!

まったく気にすることなく日常生活を送ることが出来たのです。
(なんと刺された日の夕方には釣りに出かけたほどです(笑))

 

昔から伝わる知識は、時に驚くほど効果のあるものがあります。
膿んだ傷口にはドクダミが効きますし、止血にはヨモギも効くと言います。
母乳が出ない時にはタンポポの根っこが最高に良いです。

そう考えると、我々の周りには、
天然の薬が豊富にあるんだと気づかされます。

 

今回、スズメバチに刺されても幸いにも大したことはなかったのですが、
毎年亡くなる方がいるのも事実です。
これを読んで蜂に注意を払わないのはオススメしません。
というか止めてください。

 

蜂の毒に弱い体質の場合もありますし、アナフィラキシー症状が出る可能性もあります。
万が一刺されたときには、自分自身で自分の身体を良く見て、慎重に冷静に対応をしてください。身体がヤバイと思ったらすぐ病院にいくこともしっかり想定しておきましょうね

 

私自身、田舎に住んでいますので、
スズメバチなんて夏は毎日見ますし、マムシだって見たことあります。いやいや、それどころか熊だって生でみたことあります(実は近所の小学校にも出たほど!)

しかし身近だからこそ、そういう危険生物に慣れてきてしまっている自分も怖いのです・・・

 

ともかく、スズメバチに刺されたときは、マムシ酒!
これ、覚えておいても損のない知識だと思います。

 

 

 

 

 

showma

健康に楽しく暮らしていきたい。子供たちに明るい未来を用意しておきたい。そんな気持ちが親を動かします