スマホは絶対に手放せない!
なんていう人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、スマホはあらゆる場面で活用され、その利用法は増えていくばかりです。
当初の電話機能のみならず、写真、動画、ゲーム、情報、電子マネー、書類作成や株取引など、スマホに一日触らないなんて人は探す方が難しいでしょう(スマホから離れるためのツアーもあるくらいです)。
そんな大切な大切なスマホですが、特に日本では「電磁波」の問題は取り上げられません。
大抵の電気製品から出ている電磁波。もちろん、スマホからも出ていますし、電気自動車や電子レンジなど、これまた日常で非常によく使う・見るものに関係してくる問題ですが、気にしている人もあまり多くありません。
それどころか、電磁波が身体に悪いから気を付けた方がいいよ・・・などと言おうものなら、あっという間に「あっちの人」、「陰謀論者」、「科学的無知」などとレッテルを貼られてしまいかねません。
しかし、先進国で日本ほど電磁波がフリーな国もありませんし、実際に電磁波による健康被害は出ていますし、多くの研究の結果、それは疑いようがない事実なのです。
なぜ日本では電磁波問題が取り上げないのかも含め、電磁波の問題について見ていこうと思います。
電磁波というあまりにも身近な問題を考えよう 電磁波に害が無いなんて誰が言った!? 電磁波健康被害
実は以前にも電磁波の件に関して記事にしたことがあります。
とりあえず情報を並べただけの内容ですが⇒電磁波の身体への影響について
公的な研究所などではやはり、ある程度以下電磁波量なら身体への大きな悪影響はない、というのがほとんどの研究機関の意見です。
実際、その通りでしょう。
しかし、ここで問題になってくるのは、
ではいったい、どのくらいなら本当に悪影響はないと言えるのか?
という点(逆から見れば、ある程度以上の量なら悪影響は確実にある、ということ)です。
もちろん、そのために研究は行われているのですから、
研究結果を知るのも大切なことです。
と、同時に、実際に電磁波問題が起こっていると考えられる事例や、
他国が電磁波に対してどのような政策をとっているかをみることもとても参考になると思うのです。
ちなみに日本の総務省の見解はこのようになっています
⇒総務省HP
携帯電話に関して「発ガン性があるかもしれない」ということをサラッと書いていますね。
それでも、総務省からすれば、
基本的には問題がない、という風に思ってもらいたいわけです。
電磁波でどんな被害が出ている(と考えられている)のか
では、具体的な被害例を見てみましょう。
とはいっても、確実に電磁波が原因である、と言い切ったものはありません。
目に見えない電磁波が原因であると断定するのは難しいのかもしれませんし、そういった点が電磁波の害を隠すための隠れ蓑になっているのかもしれませんが。
そのような前提があることをご承知した上でご確認ください。
まずはオーストラリアはシドニー。
シドニーの郊外にスカイツリーと同じような放送タワーがあります。
その放送タワー周辺に暮らす14歳以下の子どもたちの小児がんを詳細に調べた研究論文があるのです。
その研究は
A:タワーを中心に4km以内の円の中に住む子ども
B:タワーより12km以上離れて暮らす子ども
という2つのカテゴリに分かれて調査を行っています。
その結果、
B地域の子どもと比較して、A地域の子どものリンパ性白血病の発症率が約2.7倍に達していたことが明らかになりました。
同研究によればA地区の電磁波はB地区と比較して10~30倍以上もの電波強度があったそうです。
電磁波7.0μW/cm2ほどで小児白血病が増加することが解ってたわけです。
(ちなみに日本の安全基準値は600μW/cm2。)
イギリスでも同様の研究が行われています。
調査が行われたのはイギリスのサットン・コールド・フィールドの放送タワー。
A:半径2km以内
B:半径10km以遠(10km以上離れている)
の2つで調べられました。
こちらでは、
A地域においては白血病が3.57倍。
B地域においても白血病が1.83倍。
という数字が出ました。
さらにタワー周辺0.5km以内になると、約9倍もの発症率になることが発見されました。
これらを調査したのはオーストラリアのホッキング博士。
同論文では、電磁波の影響により
「精子減少」、「神経内分泌系に異常」、「不眠」、「頭痛」、「耳鳴り」、「発ガン性」などが起こりうることが記されています。
ニューヨーク州立大学のロバート・ベッカー博士も
「異常な人口電磁波は、周波数に関係なく、すべてにおいて悪影響の懸念がある」としています。
電磁波は身近にあるからこそ
総務省もほぼ認め、多くの研究から電磁波は身体に害があることは間違いありません。
(ただし周波数による。周波数によっては体や心に良い影響を与えることもある)
スマホをはじめ、電子レンジやIHなどの調理器具、パソコンやテレビや電気自動車などなど・・・
現代人は電磁波とともに暮らしていると言っても過言ではありません。
携帯はデバイスそのものだけでなく、基地局からも出ていますし、電磁波から逃れるのは難しいというのが現代事情ではないでしょうか?
日本の研究論文でも、携帯の中継アンテナがマンション屋上にあることによって、そこの住民が倦怠感を感じたり、イライラが増えたり、精神錯乱を起こしやすくなっているというものがります(新城哲治医師の論文)。
基地局を住居の300m以内に建設することを禁止しているところもあります(アメリカ・カリフォルニア州)。
スマホなんかも当然電磁波を発生させていますし、それを側頭部にくっつけて話をするわけですから、なんとなく怖い感じもしますね。
前述しましたが、総務省もスマホが発ガン性がある可能性を指摘しています。
しかしながら携帯会社は「政府の基準に従っているので安全です」、といっているのは訳が分かりませんね。
その例⇒電波の安全性について : 電波の安全性について | 企業情報 | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
まぁ営利企業ってそういうもの、と言ってしまえばそれまでですが・・・・
今回紹介した調査や論文も、あくまで一つの情報です。
それがすべてではありませんし、個人差もあります。
少しで悪影響が出る人もいれば、多少強い電磁波でもビクともしない人もいるでしょう。
しかし、悪影響が出てからでは遅い場合もあり得ます。
どう生きるか、何を信じるかは人それぞれですが、
リスクがゼロではないことは間違いがないので、それだけでも覚えておきたいものですね。