昔から人類にとって食料の確保は生きていくための最優先事項でもありました。
狩りや農耕を行う中で、天候不順や環境の変化、虫の大発生など、飢饉の原因になるえることは数多くありました。
また、保存の技術も未発達であり、豊作であった時のものを長期間とっておくにも限界がありました。
しかし、現代は様々な進展によって、食糧問題は人類の喫緊の課題ではなくなりました。
実際、人類が作る食事の総カロリーは、人類全員が生きていくために必要なカロリーを超えていることが明らかになっています。
のみならず、我々が食べられない、と思い込まされているものも実にたくさんあるのです。
そんな「食料」について考えてみましょう。
人は土すら食べられる?! 食糧危機は意図的に起こされているだけである
冒頭に書いた通り、人類は現実的には食糧問題は乗り越えています。
しかし、多くの人は疑問に思うでしょう。
「いやいや、今でも飢餓に苦しむ人たちは大勢いる。餓死する人だっている。食糧問題は今も大問題として人類の前に横たわっている(マスコミでも報道している)じゃないか!」
確かに、飢餓で苦しんでいる人たちはいます。
今日の食べ物に困る地域もあります。
ただ前述のとおり、地球で生産される食料は、人類が必要なカロリーを上回っています(遅くとも1900年代後半には生産量が上回っていたと考えられています)。
つまり、人々がその気になりさえすれば、人類は飢餓を克服していることになります。
そんな中、現実にはそれが叶っていない地域もあります。
それは政治的な飢餓と言えるでしょう。
環境を破壊したり、戦争などで土地を荒らして作物を生産できない状況になっていたりしますし、あるいは自分の私腹を肥やすために厳しい税金を強いる政治家もいます。
他に意図的に貧困地域を作りだす場合もあります。飢餓地域を作りだすことによって、その地域に農作物を売ることが出来るようになります。つまり、農家や関連企業に利益を与え、選挙で票を獲得するためにそういったことが現実として行われています。
また、そう言った地域は情報も限られるので、安全性の確立していないワクチソや薬を売ったりもしています。
非常に非人間的な理由ですが、本当に起っている現実なのです。
これは人の良心だとか道徳の問題になりますが、
本来は人類は飢餓を乗り越えている、ということは事実のようです。
食糧問題
とはいえ、今後、食糧危機が訪れないとも限りません。
なぜなら、政治的理由から飢餓が起こされているわけですから、何らかの理由で飢餓が演出される可能性や、本当に大きな環境変化から大凶作もないとは言えないからです。
実際、WEF(ダボス会議=世界の方向を決める会議)では、今後の食糧危機が提示され、肉食に対する疑問符が投げかけられています。
牛肉を作るためには、牛肉以上のカロリーの穀物が必要になります。要するに、肉食が増えれば増えるほど、必要な食糧は多くなってしまうのです。
※これにより肉を大豆原料などの代替肉に移行することが推進される可能性が見えてきました。代替肉についてはこちら⇒大豆は本当に身体に良いのか!?をどうぞ
また、飢餓が数字上は克服されたと言っても、問題はあります。
遺伝子組み換え食品を始めとした、食の安全は確保されているとは言い難いでしょう。
化学調味料や添加物、着色料、ゲノム編集食品、農薬や化学肥料の問題もありますし、F1種の問題など、実は食べ物は課題が山積みです。
しかし、実は人間は、多くの食料を見逃しているとも言えるのです。
例えば身近にある野草。
どこにでも生えているクローバーやスギナ、つくし、よもぎ、タンポポなど、全て食べられます。ちょっと田舎に行けばよく見る柿の木は、実だけでなく若葉も食べることが出来ます。
他にも、ミミズを掘り起こして(ミミズも食べれます)魚を釣ったり、その気になれば食べられる虫だってたくさんいるのです。
そして何と、人は土でも食べているのです。
これらのことを知っていれば、造られた飢餓など、怖くはないはずです。
※しかし怖がらせるためにマスコミという仕事があるとも言えます
土を喰う
土を食べる文化は世界各地にあります。
有名なのはアフリカの土食文化で、今も土を食べる習慣は残っている地域もあるそうです。
食べる土は決まっており、土を数メートル掘って出る赤土を食べるそうです。
不純物を取り除き、水を加えて捏ねて、棒状にして火を入れ、食べやすい大きさに切って食べるそうです。
研究によればこの赤土には60数種類のミネラルが含まれており、コレラや下痢など当地で問題の多かった病気に対して有効であると考えられています。
ただ現在では医療状況や環境の変化で、この土食文化は減ってきているそうです。
他にも、
マレーシアでは主に妊婦などが土(粘土)を食べる習慣があったり、
ハイチでは、土に色々混ぜてホットケーキのようにして食べるボンボンという料理があったり、
インドでは粘土製のティーカップを作り、お茶を飲んだ後にそれを食べる(蜂蜜を加えたりする)習慣があります。
フランスでも土は食べられていて、山の土を煮込み、ルッコラを加えるだけのシンプルな料理もあるそうです。
また、アメリカンインディアンや日本のアイヌ民族といったネイティブ達は土を食べていたという歴史があります。
食べ物に土をまぶしたり、他の食材と混ぜて食べていたそうです。
土には多くのミネラルが含まれており、どの地域の土食文化でも、地域住民の健康に寄与していたようです。
さらに土が食べられるというのは人間のみならず、チンパンジーも土を食べるといいます。
フランスの国立自然史博物館の研究チームは、ウガンダのキバレ国立公園のチンパンジーたちを調査したところ、チンパンジーが土を食べるのは、マラリア原虫を殺す成分を含むことで知られる植物を食べた直前か直後であったと報告しています。
この植物のみではマラリア原虫に対しての効果は薄く、土を混ぜることで大きな対マラリア効果が見られたというのです。
我々が忘れてしまった食料は、実は身近に、非常に多くあるのではないでしょうか・・・?
食糧は自分で作れる
戦後、日本では様々な洗脳が行われています。
その1つに、食糧に関するものがあるでしょう。
今では信じられませんが、戦後からしばらくは赤ちゃんの授乳の際、母乳だけでは栄養が足りないと信じられてきました。だから、粉ミルクを買って赤ちゃんに飲ませよう、というのです。
本当に今ではバカバカしい屁理屈ですが、マスコミの情報により、多くの日本人がそれを信じて粉ミルクを買い、与えていたのです。
こういった情報を探して読んでいる方は、いわゆる目覚めている方々であることでしょう。
しかし、私たちが認識する以上に、かなり深いところまで我々は洗脳されているようです。
一度常識をとっぱらい、真実を自分の目で見つける必要があるのかもしれません。
そうでなければ、戦後の日本人のように、大企業のいいように操られ、買わせたいものを買わされ、流行のものを追いかけ続ける人生になってしまうかもしれません・・・
だから土を食べろ、などとは言いませんが、
自分で考える重要性は、忘れずに生きていきたいものです。