前回、断食について書きましたが
↓
引き続き、今回は
断食のやり方と注意点について書いていきます
断食は科学的にも効果がある事は解りましたが、
実は色々と注意するべき点があります
場合によってはけっこう危険な状態に陥ることもあるようなので、
まずは専門家の所で(断食道場など)やるか、よーく調べたうえで自己責任でやることを推奨します
私も過去に断食を経験しているので、
その時調べたこと、及び実体験からお伝えしていきます
断食のやり方
前回、断食(ファスティング)と一口に言っても、色々種類がある事を紹介しましたが、まずはベーシックな水断食から行ってみたいと思います
とは言っても、水断食も種類・・・というかどのくらいの期間断食するかというポイントがあります。
期間が長ければそれだけ効果も期待できるのですが、
初心者がいきなり長期の断食をするのは理由がない限りはオススメしません。
簡単な断食から始めてみるのもいいかもしれません
あ、ちなみに「水断食」とは、断食中に水しか摂取しない方法のことです
プチ断食
これは簡単で朝食を抜くだけ
1回での効果は小さいですが、続けることで効果も出てくるでしょう
とは言え、今まで毎日朝食をとっていた人は最初は頭がくらくらしたり、お腹が減ってしまうかもしれませんが
1日1食(断食)
私の知り合いのヨガのインストラクターの方もこれをやっています
私自身も週に一日やっています
ビートたけしさんも1日1食だそうです
食べる時間は各自のお好きな時間で大丈夫です。ただし、寝る2時間前からは食べないでおきましょう
1日断食
丸1日食べないやり方
24時間以上は食べないようにしましょう
このあたりから「復食」にも気を付けると良いでしょう
※復食については後述
どうしても我慢できないときは野菜ジュースなどを飲んでもOK
ただしコップ1杯から2杯くらいにしておきましょう
3日断食
ギリギリ自宅(個人)で出来る範囲だと思います
断食道場なんかはこのくらいの日数のものが多いです
ただ、今まで断食をやったことがない人がいきなり3日断食をやるとかなり辛い場合が多いようです
私も初めての時は非常に辛かった・・・
7日断食
キチンとした知識があれば自宅でも可能だそうです
しかし流石に専門家の指導の下でやることを推奨します意思が弱く、急に食べたりすると事故が起きる可能性もありますので
20日断食及びそれ以上の期間の断食
かつての断食療法では20日間というのが通常の期間だったそうですが、現代人では厳しい人が多いでしょう。どうしてもやりたい方は専門家及び医者と相談した方が良いかも
ひとつ覚えておいて欲しいのは、
出来るだけポジティブな気持ちで行ってほしいという事です
人の思いや念のようなものが結果に影響を与えることは科学的にも証明されている現代です。
断食を行う事で健康になれる、痩せられる。
そういう事実を知って取り組むことで効果はアップします。
反対に疑念や恐怖感が大きい場合には効果も減るでしょうし、特に始めてやる時の身体の辛さは耐えられない可能性があるからです。
要注意!断食で非常に大切な事!
断食で重要なのは、実は断食そのものではなく、
前述した「復食」です。
ここで意志弱く食べ過ぎたりすると「事故」が起こります。
まず、初めての断食の時は
- 空腹感
- 倦怠感
この2つがどうしてもついて回るでしょう
私は初めての時は特に倦怠感(体のダルさ)が酷かったのを覚えています
さらに、
気功を受けたりした時もよくあるのですが、
いわゆる「好転反応」と呼ばれる体の反応が起こる場合もあります。
これは倦怠感もありますし、人によっては嘔吐や下痢を起こす人もいます
これは身体が自浄する時のある意味特別な症状です
これも身体に悪いものが溜まっている人の方がよりつらくなる傾向にあるようです
あときついのは、人が食べている姿を見るときですかね・・・(笑)
そして、キツイ断食が終わり、
ようやく食べれる!
・・・・と、ここから大切な「復食」が始まるのです。
一般的には、
「復食期間は断食期間の倍以上が必要」
と言われています。
自分の体験からは、
断食期間中よりこの期間の方が強い意志を必要としますね・・・
断食中は消化器官が全休していますので、休み明けで全力疾走するのは危険です。
聴いた話では過去に死亡例もあったとか(長期断食の際だそうです)
特に復食最初は、
玄米がゆに梅干しだけ
とか
生野菜及びフルーツだけ
といったものが良いでしょう
それも食べ過ぎないようにする必要があります
お粥だったら、お茶碗1杯くらいが適当です
火を通したものは消化に負担を与えるので、
徐々に徐々に摂っていくようにしましょう
その他の断食法
酵素断食
これは断食期間中も1日に100~200キロ㌍は摂取するというもの。もちろん、良い物を厳選することが大切です
当たり前ですが、マク〇ナル〇とかじゃ意味ありません
よく噛むことも大切です
食べる物は、
梅干し
すりおろした大根、人参
フルーツ などです(火を通したものは食べません)
食べられる分、水断食より楽に行えます
水断食よりこちらの方が効果があるという医師もいます。
復食期間は同じようにとってください
〇〇断食
「〇〇」のところには野菜だとかリンゴだとかが入ります
つまり一時期流行っては廃る〇〇ダイエットみたいなもの
こういうの売ってる会社もある
個人的には詳しくは解りませんし、あまり調べる気も起きません
摂取するのもが本当に良い物なら効果は期待できると思います
どちらにしても種類は色々あるので、興味のある方は個々にご自分で調べてみてください
「お流し」
半日、1日、2日断食の最後のほうで
「お流し(梅湯流し)」
をする方法もあります。
これはそもそも断食は腸内を綺麗にするのが目的の一つですが、
それをさらに効果的にしようというものです
半日の時は最後夕方位に行います
1日、2日断食の時は最終日の午後3時ころに行うとされています
まず1.5~2リットルくらいのお湯を鍋で作り、そこに8個から10個くらいの梅干しを入れます
この際、自然塩を使った梅干しを使うか、あるいは天日塩を入れます(塩辛くないように)
天日塩に含まれるマグネシウムが下剤の役割を果たしてくれます(というか下剤薬はマグネシウムです)
これが梅湯
さらに季節の野菜、季節のフルーツを用意します
前述と同じく、火を通さない、生である事がポイントです
それと生姜入りミルク紅茶も用意する場合もあるようです。お好みでどうぞ
全て用意で来たらいただくわけですが、
①まずコップ一杯の水を飲みます
②次に梅湯を2カップ(400cc)くらいゆっくり飲みます
③次に生野菜を食べながら梅湯を飲みます
④フルーツは必ず最後の方で食べてください
※フルーツを先に食べると生野菜を食べるのが辛くなります
⑤紅茶を用意した方はこれも最後の方で
トイレに行きたくなるはずなので行きましょう
梅湯を全部飲むまで続けます
人によりますが、トイレに5回前後は行くことになると思います
これで腸内を綺麗にするそうです
私も体験済みですが、やる価値はあると思います
まとめ
体調や症状と相談しながら
水断食、酵素断食、〇〇断食を選びます
次に期間を決めます
初めての方は朝食抜きから始めると無理なくできるでしょう
慣れてくると食べない方が身体が軽く感じるようになります
期間が終わったら、その倍くらいの期間、復食に当てます
復食は基本的に火を通さないもの、あるいはお粥にします。梅干しも効果的
梅湯流しはお好みでどうぞ
長期断食をやる場合は必ず専門家に相談しましょう
そしてやるやらないの最終決断は自己責任でお願いします
最後に、断食をすることによって効果があると言われている症状を列挙して終わりにします。私が体験したものもありますが、大半は調べて出てきたものなので真偽のほどは解りません
しかし、個人的には体験から効果はある、と感じられるので興味のある方はチャレンジしてみても良いかもしれませんね
繰り返しますが、自己責任で!
断食で効果があるとされるもの
風邪
下痢・腹痛
倦怠感(だるさ)
骨折
頭痛
歯槽膿漏
便秘
痔
水虫
アレルギー
花粉症
アトピー
喘息
高脂血症
高血圧
心臓病
不整脈
狭心症・動脈硬化
腎臓病(特に糖尿病)
肝臓病
リウマチ
肥満
認知症
慢性疲労症候群
胃潰瘍
冷え性
関節痛
腰痛・肩こり
必要な断食期間や効果はまちまちのようですが、
お金もかからず出来る断食。
体調の優れない方はぜひご一考を!