ほとんどの薬には副作用がある、というのは常識です
例えば頭痛薬で有名な「バ〇ァリン」の副作用は頭痛です。うつ病の薬の副作用がうつ病、というのも珍しくありません。薬ではこのように「効用と副作用が同じ」、なんてのはよくあることです。そしてそこからちょっと考えを進めると、その方が製薬会社群は儲かる事もわかります。このように薬は、実は自分でも勉強して、よく注意しなければ病気を誘発してしまうものです。
今回はその中で精神薬に的を絞り、その闇をお伝えします
※本文中では精神科と心療内科を同義として扱います
脳と心とお金を狙う精神薬 副作用の闇
アメリカや日本では自殺者や非常に多く、うつ病などの精神疾患者も増えています。
日本の昨年の自殺者は約2万人で、これは統計開始以来最小(10年連続で減少)ではありますが、先進国の中ではトップの数字です。精神疾患者数は2017年の時点で約420万人と言われており2014年の統計時と比べて20万人以上増加しています。心の病は、もはや現代病と言えるかもしれません。
アメリカの場合、ほとんどの精神科医はAPA(アメリカ精神医学会)という労働組合に属しています。ただその組合は多国籍製薬会社から”無制限の教育的助成金”を受け取っている事実があります。したがって、薬の副作用や乱用、誤用に対して批判する力を持っていません。一緒になって精神薬の使用をすすめているというのが現実のようです。
そんな中、精神医学の良心と言われる人がいます。精神科医ピーター・ブレギン博士がその人で、博士は「国家全体が精神病の巨大なサポート集団になっている」と体制を批判しています。ブレギン博士は独自の研究と臨床経験の中で精神薬が、患者を自殺に追いやることが多々あるという厳然とした事実に気が付きます。
博士は悩みを持つ人が家族や友人、セラピスト、牧師などに相談すると最終的には「精神科に行ったらどう?」という答えが社会的な流れになっていることに問題があるといいます。ブレギン博士はこのようなことを以下のように語っています。
「即座に精神科医の生贄の祭壇に捧げられ、患者(とされる人)は一時的な癒しを与えられ、求めるようになり、永続的に薬を服用することになる」
アメリカでは場合によっては電話での聴き取りだけで薬を処方する精神科医もおり、TPPに批准した日本も今後このようになっていく可能性は充分あると考えられるのだ。
薬漬けにされる人々
ブレギン博士はアメリカのこのような現状を憂えています。
中枢神経系、末梢神経系に作用し、もっとも習慣性(依存性)の強い鎮痛剤によって死亡するアメリカ人の数は、ヘロインやコカインで死亡する人の数より多いのです。抗うつ薬においても、既に何千万人ものアメリカ人が”ゾンビ状態”にされているといいます。
以下に一般的に販売された精神薬のうち、世界中で警告を出されたものを挙げます。中には当局に自殺の要因と見られている薬もあります。
●プロザック
FDA(アメリカ食品医薬品局)は、プロザックのような抗うつ薬が「不安、扇動、パニック、不眠、短気、敵意、衝動性、激しい動揺、異常な興奮、誇大妄想」などを引き起こす場合があると警告。ニュージーランド薬品副作用委員会は自殺のリスクがあるため18歳以下には処方しないよう勧告が出されている。
●アデラールXR(アンフェタミン)
この薬を服用した20人(うち14人が子ども)が突然死を起こし、12人(同2人)が強い発作を起こしたと報告を受け、販売中止を命令。
●コンサータ(2007年日本でも承認)
FDAはコンサータと他のリタリン製品のラベルに次の言葉を明記させることを決定。
「幻覚、自殺願望、精神病的な行動、攻撃性のある乱暴な振舞いなどが見られることがあるので服用にはご注意ください」
●サインバルタ
FDAは小児患者の中に自滅的な考えを持ったり、大人が自殺しようとするときにも使用されることがあると潜在的危険性を警告。オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局は扇動や不安・気後れなどを引き起こし自殺とリンクしていること、また薬を止めると麻薬と同様の禁断症状が起こることを明らかにした。ヨーロッパでも自殺未遂や願望、敵意、反抗行動、怒りなどが引き起こされたり全ての年齢層において心臓発作にも関係していると結論付けている。
●エフェクソール
FDAは抗うつ薬のエフェクソールが、殺意を引き起こす可能性があると警告を出した。
●SSRI(セロトニン再取り込阻害剤)
妊娠中にSSRI抗うつ薬を服用した場合、新生児が致命的な症状を肺に引き起こして生まれてくる可能性があることをパッケージに明記すべきであると指示。また偏頭痛薬をSSRIに合成すると、セロトニン症候群という重大な事態がもたらされる可能性があることを警告文に書くべきだと警告
これはあくまで一例に過ぎず、ほとんど全ての精神薬には副作用があります。
そして長期間、服用を続けると各臓器へのダメージや薬物依存症に似た状態を誘発することが知られています。
もし、現在精神薬を服用中の方は、どんな薬なのか、ご自分で調べてみることをおすすめします。
医者より製薬会社の方が強い
上記のような精神薬は当たり前のように使われてきました。
しかし、医者の中にもそれに気が付いていた人はいました。2004年に亡くなった故ローレン・モッシャー医学博士もその一人です。
彼が医療関係者という内部から見た、医者と製薬会社の関係を、次のように語っています。
「米国の精神科医のほとんどが属しているAPA(米国精神医学会)は製薬会社がスポンサーになり毎年シンポジウムを開いている。そこでAPAを代表してスピーチする議長は、製薬会社の医薬品を推奨する医師から選出される。彼らは各地の医学界でスピーチを行い、これから精神科医になろうと勉強している人々をターゲットにする。スピーチが終われば待っているのは製薬会社が用意した豪華なディナーだ。
また、症例検討会に1回出るだけで10万円~20万円の報酬が製薬会社から支払われる。
製薬会社は売りたい薬の認可を得るため、大学や民間の精神医学研究所と契約する。製薬会社は治験実施計画書を提供し研究所はそれを元に臨床試験を行う。その際、研究対象者1人につき500万円程度はお金が流れる。
薬の認可を査定するIRB(倫理委員会)のメンバーも同様だ。IRBのメンバーのほとんどが製薬会社から高給を手当てされている顧問だからだ。このような人たちが薬を査定しているのだ。
つまり、個人開業医も病院の医師も大学の医学部も”薬ありき”の利益共同体なのだ。」
どの国でもそうですが、医師は医学の専門家ではありますが、薬に関しても同様に考えるのは間違いです。
医者の多くは、製薬会社の営業マンから薬のことを教えてもらっています(これは当然で日々新しい薬が出るからです)。つまり、そういう意味では薬のことを100%医者にお任せするのは、製薬会社にお任せしているのと同じようなものだという事です。・・・だとしたら、もちろん、製薬会社が売りたいものをオススメするに決まっていますよね・・・
さいごに
ブレギン博士は次のように語っています。
「精神医療文明の犠牲者は子どもたちである。子どもたちの脳が崩壊をし始めているのだ。親も教師も、無力感に苛まれ、子どもたちに充分な愛情や教育を施せないでいる。そして頼るのは薬だ。これらを改善していくには、人間性の高い価値観を持った大人たちが、この社会に気づき、変革していく必要がある」
TVや新聞を見ていると、立派な肩書を持った人が難しい理屈を言います。
しかし、もう現代は肩書(学者や医者)を持った人の言うことが、必ずしも正しい事を言うわけではないことを多くの人が知っています。
心が苦しい人は、例えば食べ物を変えてみたり、人間関係(仕事含む)をリセットしてみたりすることも大切なのではないでしょうか?
精神科医をすぐに受診するのではなく、一度内海聡医師の本(「マンガで簡単にわかる薬に殺される日本人」や「精神科は今日もやりたい放題」など)を読んでみたりするのはいかがでしょう。常識を疑ってみるのも意義があることだと思います。
いいじゃないですか、友達が少なくったって
別に気にしないでいいんです、たくさんの人に認められなくったって
違うことが当たり前、同じことの方が珍しいんです
(TVも色々煽ってくるので見ない方がイイですね)
自分にとっての、自分達だけの幸せを見つけられれば、世界は大きく変わるはずですからね