2020年末ごろから始まったコロナウイルスの騒動も数年を経てようやく沈静化をしてきたように見えます。
その間、様々な情報が乱れ飛び、真偽のほども定かではないものがSNSを中心に多く発信されていました。
今後も怪しい情報・出所不明の話が次から次に出てくることが予想されます。
あまり1つの情報に一喜一憂したりせず、キチンと自分で情報を確認することを心がけると良いでしょう。
特に〇〇さんが言っていたから・・・とか、
このアカウントの情報は正確だから・・・
のように、
特定の発信者の声を、何も疑わず、確認や証拠集めをしないで信じてしまうのは極めて危険です。
人々をマインドコントロールする際に行われる手法の1つとして、
「情報を過剰に与える」
というものがあります。
現代はまさにそれで、脳内の情報整理が追い付かなくなり、
特定の人の発言だけを信じてしまいやすくなっています。
この状況すらも考えて造り出されている可能性が高いので、
情報の取り扱いはより慎重になる必要があるでしょう。
さて、ご存じの方も多いでしょうが、日本国内では次期mRNAワクチンのレプリコンワクチンが昨年末に承認されています。
⇒NHK webニュース レプリコンワクチン承認
そして2024年秋(10月頃)からコロナワクチンの定期接種も開始されます。
⇒厚労省 新型コロナワクチン定期接種について
⇒NHK webニュース 定期接種10月をめどに
現時点(2024/9)では、この定期接種に対して、どういったワクチンが使用されるのか、
公表されているものは見つかりませんでした。
しかし、当然ながら承認されているレプリコンワクチンが候補に入っているのは間違いないでしょう。
過去にないほどの副反応の大きさで、多くの被害が生み出されたmRNAワクチン。
その新しいタイプが出てくるとなれば不安を抱かない人はいないでしょう。
何も知らなければ怖さは膨らんでいくばかりです。
まずは知って、それから接種するかしないかを判断しましょう。
今後の感染症予防のための情報 レプリコンワクチンについて
次世代型mRNAワクチンとされるレプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」(以下レプリコンワクチン)は、
昨年2023年11月28日に世界で初めて製造販売承認を取得しました(日本国内のみ)。
レプリコンとは、レプリカという言葉から来ており、
複製だとかコピー、という意味です。
レプリコンワクチンの概要は、
「mRNAというウイルス情報を接種して体内に入れた際、ウイルスの遺伝情報が次々に増えていき(複製されていき)、身体がそれに対抗するため多くの抗体を産出する。」
というものです。
従って、
「(体内で勝手に増えてくれるので)接種の際のワクチンの量は少量で済み、経済的で副反応の心配も低減する。」
と言われています。
詳しく知りたい方は製造元となりますMeiji seika ファルマ社のプレスリリース資料や、北海道大学の資料を紹介しますのでご覧になってみてください。
⇒Meiji seika ファルマ
⇒北海道大学
体内でウイルス情報が増殖するのですが、これらの資料ではその期間は短期のものであり、問題はないとされています。
しかしながら身体の中でウイルスが増殖するというのは何とも気持ち悪いものです。
本当に問題はないのでしょうか?
もちろん、治験は行われていますのでそれについても見てみましょう。
レプリコンワクチンの治験
治験に関してはこういった情報もありますが
⇒大分大附属病院で治験
ベトナムで大規模治験が行われていますのでそちらを見てみましょう。
Wikipediaにもありました
⇒ベトナム治験について
⇒(再)Meiji seika ファルマ社
WikipediaやMeiji seika ファルマ社(明治製菓の子会社)の資料を見る限り、
どうやら大きな問題はなさそうです。
「有害事象の多くが軽度又は中等度で一過性のものであり、本剤接種と因果関係がある重度又は重篤な有害事象は認められなかった」
ということだそうです。
ワクチン接種量が少量で済み、その分身体への負担が少ない。
当然、副反応の問題も低減される・・・
当たり前の理屈に聞こえますが、
”特定の機関の情報を鵜呑みにするのは危険である”
というのは情報の取り扱いの基本です。
もう少し突っ込んで考えてみましょう。
まずレプリコンワクチンの治験に関して少しまとめてみます。
治験参加者は約2万1000人。
内、死亡者は21名。
この21名のうち、
実際にワクチンを接種していたのが5名
プラセボ(生理食塩水など)を接種させていたのが16名。さらに、この中の10名が途中で新型コロナウイルスに感染(関連)していたとされ、
ワクチン接種者は1名
プラセボ接種者は9名ここからレプリコンワクチンは有効であるとされています。
またシェディング(伝播。簡単に言えばワクチン接種者からウイルスが飛び出すこと。シェディング自体はワクチンの作用として以前から確認されている)に関しては、
武見厚労相が、
「(当該)ワクチンの被接種者から当該ワクチンに含まれる物質等が他の者に伝播するような事象は今のところ確認されておりません。」
と記者会見で語っています。
(記者会見は治験後に行われています)
治験の中身について
まず治験に関して疑問が残るのは、
なぜ非接種者の方が死者が多いのか?
という疑問です。
プラセボとは、生理食塩水など身体に影響を与えないものであり、
事故や急な病気を除けば、これほどまでにプラセボの方が死者が多いというのは理屈が分かりません。
ちなみにこれに関しては治験資料では何も触れられていないそうです。
コロナウイルスの感染が理由、などと考える方もいるかもしれませんが、そもそもそんなに致死率の高い病気ではなかったはず・・・
理由が分かりません。
また、レプリコンワクチンにはこれまでのワクチンでは使われてこなかったソルビン酸カリウムが使われています。
ソルビン酸カリウムは食品添加物としても使われており、主に保存料として利用されます。
食品に使われるくらいですから安全性は担保されている・・・と思いたいですが、
腸内の善玉菌を死滅させたり、発ガン性の危険があるとも言われています。
摂らない方が良いのは間違いないですし、ワクチンとして前例がないわけですから、適切な使用かどうかは疑問が残ります。
そしてさらに首をひねりたくなるのが、
未実施項目が散見される、ということです。
つまり、実験していない、あるいはデータとして残っていない部分が数々とあるという点です。
✅遺伝毒性については検査していない
✅発ガン性については検査していない
✅排せつ物については検査していない
✅タンパク質代謝に関しては調査されていない
✅非臨床薬物動態試験は行われていない
✅独立した安全性薬理試験は行われていない
✅ATX-126(ワクチン成分)はウサギへの投与で有害な病理組織学的所見は認められていない、とされているが、長期に渡って体内に残存することも解っている。本当に人体に影響はないのかは不明。
以上、
上記で述べましたことが、
レプリコンワクチンのメリットとデメリットになります。
ではちょっとまとめて考えてみましょう。
総合的にとらえて・・・
もう少しマクロに見てみましょう。
大規模治験が行われたのはベトナムですが、
そのベトナムではレプリコンワクチンは認可されていません。
いえ、それどころか、世界中、どの国もレプリコンワクチンを認めていません。
あ、いや、正確には日本を除いて、ですね。
ちなみに勘違いのないよう、念のため書いておきますが、レプリコンワクチンを開発したのはMeiji seika ファルマ社ではありません。
ファルマ社はあくまで、製造・販売する会社です。
レプリコンワクチンを作り、日本から巨額のパテント料(特許料)をせしめようとしているのは
米国企業アークトゥルスです。
(もちろん、Meiji Seika ファルマも大儲けするでしょうが)
ともかく、日本に生産工場があり、日本だけが認可され、治験はなんだか中途半端。
なんだか私は怖くなってきました。
個人的には
「有害事象の多くが軽度又は中等度で一過性のものであり、本剤接種と因果関係がある重度又は重篤な有害事象は認められなかった」
という言葉が気になります。
本剤接種といんがかんけいがある重度又は・・・・云々
これは、
因果関係を認めなければいくらでもデータ作れるんじゃないの??
という疑問が湧くからです。
とはいえ、
作られた治験データを見れば、
副反応がないとは言えないが、低度から中等度のものであり、重篤なものはなかった。
また、効果も高く死者数も9分の1に出来た、
という素晴らしいものです。
定期接種が始まり、いずれは
多くの予防接種がこのレプリコンワクチンに変わっていく可能性もあります。
健康のためにも、将来の為にも、しっかりと考えておきたい問題ではないでしょうか?
最終的な判断は、それぞれが行い、
自分にとって、また大切な人にとって最良の選択が出来ることを祈っております。
最後に「緊急声明」としてだされた日本看護倫理学会理事長前田氏の声を載せて締めとしたいと思います。
皆様の明日が楽しいものであることを期待して。
「一般社団法人日本看護倫理学会は、レプリコンワクチンの導入に関してはさらなる研究と長期的な安全性データの収集が必要であり、十分なインフォームドコンセントの確保と、接種に関する勧奨とどうちょうあつりょくのはいじょが求められると考えます。われわれは、安全かつ倫理的に適切なワクチンの開発と普及を強く支持するものではありますが、そのいずれも担保されていない現段階において拙速にレプリコンワクチンを導入することには深刻な懸念を表明します」