皆さんはテレビや新聞をどう思っているでしょう?
最近の人はネットの急速な普及もあり、テレビはほとんど見ないとか、新聞を読まないという人も増えてきています。
また、同様の理由からテレビや新聞のマスメディアが、本当のことを言うわけではない、あるいは事実を歪曲して伝えていることは有名になってきています。
それでも、年配の方を中心に、まだまだテレビや新聞を信じている人もたくさんいますが・・・
マスコミの仕事は大きく分けて3つあります。
①企業の商品が売れるように斡旋すること
②世論を誘導すること
③事実を隠すこと
①と②はなんとなくお判りいただけると思います。
また、①と②は多少重なる点もありますよね
③はどういったことでしょう?
これまでも度々行われてきた「事実(真相)隠し」。
今回は、今(2023/9)、まさに行われている「マスコミが隠していること」を見ていきたいと思います。
マスコミの仕事は重要なことを隠すこと! マスコミ報道の裏に隠された重大な事実とは!?
マスコミが重大な事実を隠蔽したり、国民の目を逸らさせるためによく使う手法としてショックドクトリンと呼ばれるものがります。
ショックドクトリンは「惨事便乗型資本主義」などと訳されます。
要するに、ある事実を隠すため、
何か他の事件ばかりを報道し、国民の目や意識を逸らさせるというものです。
これはマスコミに与えられた基本的な仕事であり、
これをすることによって世論を変化させたり、
国民のレベルを低下させたり、
まったく大したことのないものに夢中にさせるように仕向けるのです。
ショックドクトリンは世界中のマスコミで行われています。
これまでに数えきれないほどのショックドクトリンが行われていますが、過去にどんな風にやってきたのか少し例を見てみましょう。
●9・11同時多発テロ発生
⇒この事件が起きた際、マスコミはテロ報道一色だったが、その裏でアメリカ国内では国民を合法的に監視できるよう法整備が完了(その後、米国内には監視カメラが多数設置された)。また、国連の決議なしにイラクやアフガニスタンへの軍事侵攻が行われています。どちらも、仮にマスコミが報道していれば大きな反対が起きていたことは想像に難くありません。
●2004年に起きたスマトラ沖地震による津波被害
⇒スマトラ島沖で起こったスリランカの津波被害は世界中の報道されました。大きな被害が出たのは事実で、ニュース報道するのも当然ですが、問題はこの津波が起きた地域が以前から大規模なリゾート計画が立てられていた点です。しかし、生活が奪われると当該地域の漁師などの住民は立ち退きに反対をしていました。この津波の結果、周辺地域はリゾート地として変化しています。
スリランカ政府は「この天災はスリランカに大きなチャンスを与えてくれた」と声明を出しています。
●日本でもボストンマラソン爆破テロ事件やSMAP解散などなど・・・
⇒マスコミが大々的に取り上げるニュースの裏では、定年を遅らせる法案(70歳就業)や年金開始時期を遅らせる法案(年金75歳開始)、増税、社会保険料値上げ、FTA(旧TPP)批准、種苗法改正、水道・電気料金値上げ、スーパーシティ法案など、重要で国民生活に大きな影響を与える事柄にはほとんど触れず、事故や事件、あるいは芸能ニュースでテレビは埋め尽くされます・・・
取り上げられるニュースに大小はありますが、よく考えれば何度も報道する必要のないものを繰り返し放送する・・・
というのはショックドクトリンの際に良く行われています。
さて、ショックドクトリンはこれまで数えきれないほど行われてきたことは分かりましたが、
今現在(2023/9)は何がエサにされ、何を隠されているのでしょう?
次は今現在行われていると考えられるものを見ていきましょう
ショックドクトリン、現在進行形
2023年9月、ショックドクトリンのエサにされているのは、
ジャニーズ事務所の性加害問題でしょう。
大々的に連日報道されていましたし、YouTubeでも多くの運営者が題材に挙げています。
ジャニーズ事件の概要は本題から逸れますのでここでは触れませんが、
人気アイドルが多数所属する芸能事務所ですから、確かにショッキングな出来事ではあります。
さて、この事件によって隠されている重大事案とは何でしょう?
それは「内閣感染症危機管理総括庁」の創設でしょう。
内閣感染症危機管理総括庁は、
「感染危機に係る各省庁等の対応を、各省庁から一段高い立場で統括し、政府全体の見地から迅速かつ的確に対応するための司令塔組織として設置されております」(内閣官房HP)
というものです。
ざっくり言ってしまえば、
コロナウイルスなどのような感染症が流行した場合、より強い権限で、より強い命令を出せるようにした、ということです。
マスクを任意では強制にしたり、旅行の規制をしたり、予防接種を強制したり出来るようにしようという意図が見受けられますね。
コロナウイルスのワクチンも具体的な効果が見られず、回を追うごとに接種率が落ちてきていましたので(それでも日本の接種率は世界トップレベル)、ワクチンを強制する可能性を示唆すれば、反対が大きくなることは充分に予想できます。
そうなれば、同庁の創設自体にも問題が見られるでしょうし、内閣支持率が落ちることもあるでしょうし、政治への不信感も大きくなるでしょう。
もろもろを考えますと、
内閣感染症危機管理総括庁の創設は、そーっとバレないように行うのが一番です。
全てのマスコミを確認したわけではありませんが、やはりマスコミはこれを報道せず、あるいはしたとしてもごくごく簡単に、好意的に紹介しただけでしょう。
どう考えても、我々国民にとって重要なのは内閣感染症危機管理総括庁の方です。
ジャニーズ事件は確かに人権を蹂躙するような問題ですが、芸能界ってそういう893のような世界でもあります。
そこに係ること自体が問題であるとも言えます。
また、何より、直接的に一般の市民に関連するのは前者に決まっています。
だとすれば、
本来のマスメディアの役割を全うするのなら、
どちらを報道するべきかは火を見るより明らかというものです。
その他
他にも最近、マスコミが報道すべきでありながら
プライドを捨てて言いなりになる姿勢がみられる重要事案は多数あります。
あまりに多すぎて紹介しきれませんが、
今回特にお伝えするのは水道事業に関連してでしょうか
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、という会社をご存じでしょうか?
一時期話題になった水道民営化問題の会社です。
水道の民営化は世界各国で行われていますが、
水質の悪化、水道料金の値上げ(数倍になった事例もある)、さらに情報のブラックボックス化など大きく多数の問題が噴出し、結果公営化に戻された地域もあります。また、今でも民営のままでありながらも反対が続いている地域も少なくありません。
当たり前の話ですが、一般営利企業は利益を求めます。
従って、利益が出るように、コストを削減したり、収益を増やす(つまり値上げ)ことが必要になります。
結果、水質の悪化や料金値上げということになるのは当然の帰結です。
また、問題を隠すのも収益を上げるためにはあり得ることです。それはこれまでの民間企業が充分すぎるくらい証明してくれています。
そんな水道民営化が、日本でも確実に進んでいることをご存じでしょうか?
2023年9月、水道民営化を一部でも行っている自治体は、なんと120以上にもなります。
⇒ヴェオリア・ジェネッツが水道事業を委託されている自治体
市民の生活や健康に大きな影響を与える可能性のある水道です。
これだけ身近である問題なのに、マスコミはほとんど報道しません。
こんなにも民営化が進んできているのに、です。
マスコミは恐ろしいニュースの後に、あえてお笑い番組やくだらない番組を流します。
この恐怖からお笑いへの落差は、まさに心理学の応用です。
怖くなった心に、コメディを見せると、
人は恐怖から逃れる為にコメディ番組に没頭しやすくなります。
視聴率が稼げるのはもちろん、
人が思考を止めてしまうのです。
これはまさに、マスコミが意図的に行っている”仕事”なのです。
このようなマスコミの洗脳・ショックドクトリンから身を守るため、簡単な方法があります。
それは、テレビを観ないことです。
テレビは映像、音、テロップと、考える必要がなく臨場感が高いため、
非常に洗脳の道具として優秀なのです。
人の脳の仕組みをうまく狙われていますので、分かっていてもこれを防ぐのは容易ではありません。
ですから、「観ない」ということが最も有効な防衛方法です。特に子供には
マスコミが、もっと倫理や良識を持っていれば、番組を見る価値も出てくるのでしょうが・・・
【ショックドクトリンおススメ書籍】
①ショックドクトリン(上・下) ナオミ・クライン
②堤未果のショックドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 堤未果
どちらも非常に面白い内容の名著です。