誰もが一度は聞いたことのあるアインシュタインの「相対性理論」。
世界では(特に日本では)この相対性理論は正しいものとされています。
しかし、中には相対性理論は間違っている、と主張する人も少なくありません。
亡国の頭脳が集まるアカデミアでも相対性理論は支持されていないと言います。
誰もが知っていて、ほとんどの人が分かっていない相対性理論。
その真偽を考察してみようと思います。
アインシュタインの相対性理論は間違っている!? 多くの人が疑わない相対性理論は破綻している?
アインシュタインの相対性理論は実は2つに大別されます。
1905年に発表されたのが特殊相対性理論。
その12年後、1917年に一般相対性理論が発表されています。
それぞれ一言で言いますと、
1905年に公表された特殊相対性理論は”光の理論”
1912年に出された一般相対性理論は”重力の理論”
です。
世間一般的には、特殊相対性理論は正しい理論であり、
一般相対性理論は完全に実証されてはいない、という風にみられています。
この2つの理論は10年以上も間を空けられて創られたこともあり、その概念(特に宇宙エーテルに対しての)は大きく異なっています。
従って、双方を見るのはあまりにも大変なので、今回は正しいとされている「特殊相対性理論」について見ていこうと思います。ちなみに一般相対性理論は正しいのではないか・・・と個人的には感じています。
さて、特殊相対性理論は、光の理論であると前述しました。
どういった内容かというと、
☆光の速度はどのような状態で観察しても不変である、
☆光はあらゆる物質の中で最も速いものである
☆光の速度に近づくほど(速く動くほど)時間の経過は遅くなる(ウラシマ効果)
と、こういった内容が主なものになります。
ウラシマ効果はマンガや映画などでも使われていて有名ですが、
実はこのウラシマ効果について、あるパラドックスが存在します。
そのパラドックスは解明されておらず、引いては特殊相対性理論の矛盾を明らかにすることになるのです。
それが「双子のパラドックス」と呼ばれるものになるのです・・・
双子のパラドックス
双子のパラドックスは以下のようなものになります
”双子の兄弟がいます。
兄がロケットで宇宙へと飛び立つことになりました。
ロケットは爆音を上げ出発。徐々にスピードを上げ、すさまじいスピードになり、宇宙を突き進みます。すると、時間の経過はゆっくりになっていく。
そして、任務を終えた兄は地球に帰還したのだが・・・
ここに1つの疑問が生じます。
ロケットで出発したのは兄だが、観察する視点によっては、ロケットから地球(弟)がすごいスピードで遠ざかっているとも言えるのです。
宇宙には運動の基準となる絶対的座標など存在しません。
従って、見る側によって移動している方も変わるのです。
と、なると一体、どちらの時間がゆっくり進み、どちらが先に年を取るのだろう・・・?”
このパラドックスは長い間放置に近い状態だったと言います。
確かに難しい問題に見えます。
とはいえ、これに対しても現在は一定の解は出されています。
どういった解かというと、
簡単に言えば
ロケットは加速している。加速とはすなわち重力が加算されていることである。重力が増えているという事によって時間に変化があるのだから、ゆっくり時間が流れるのは兄(ロケット)の方である・・・
というものです。
一見すると納得してしまいそうですが、
もちろん、これを否定する学者もいるのです。
嘘か、誠か
双子のパラドックスは解決したかのように見えました。
しかし、以下の問題点が指摘されているのも事実です。
特殊相対性理論のいわゆるウラシマ効果は、次の3つの仮定で成り立っています。
従って、このうちの1つでも仮定が破綻すると、それは理論全体の崩壊を意味します。
①宇宙にエーテル(光を伝播する媒介物)は存在しない
②慣性系で起こることは加速系でも適合する
③時間と空間は相対的で互いに変換できる
ここで問題になるのが、この宇宙にエーテルは存在するのか?という点です。
これに関して注目したいのが一般相対性理論です。
一般相対性理論は重力に関するものです。
では、なぜ重力は生じるのでしょう?
特殊相対性理論の12年後に発表された一般相対性理論は、実はエーテルの存在を前提に組み立てられたのではないか、と見られているのです。
エーテルの存在を認めることによって、特殊相対性理論では解明不可能だったことが一般相対性理論で証明できるようになったのです。
重力の正体(空間のゆがみ)、宇宙レンズ効果(空間が歪曲して背後の銀河がレンズ上に見える現象)、高重力天体の赤方偏移値の増大なども説明可能となりました。
アインシュタイン自身、1920年のライデン大学での講演において次のように述べています。
「一般相対性理論によれば空間は物理的特性を与えられている。その意味ではエーテルは存在する。一般相対性理論ではエーテルが存在しない空間は考えられないのだ。なぜなら、エーテルが無ければ光は伝播できないし、空間及び時間の基準も存在しなくなってしまう。従って物理的に意味のある時間的、空間的距離は存在しえないことになる。
しかしながら、エーテルが質量を持った普通の物質とも考えられない。運動という概念もエーテルには適用できないのだ。」
他にも、光が最も速い、という主張にも、これを覆すような実験結果も出ているようです。
これに関しては情報が錯綜していて真実を探す出すのは難しいかもしれませんが、様々な情報をかみ合わせると光より早い物質は複数あるのは事実のようです。
これを持ってしても、特殊相対性理論には矛盾があることが解ります。
しかし、世の中には原子時計での実験など、ウラシマ効果や特殊相対性理論が正しいとする情報も多々あります。
難しい言葉が並べられ、ついつい信じてしまいそうになりますが、興味のある方はぜひ真相を探っていただきたいと思います。
想像は世界を生む
特殊相対性理論を疑問視する学者も多数いるのは事実です。
そして実際、特殊相対性理論では説明が難しい現実もあります。
しかし、これを持ってアインシュタインは間違えていた、というのは違うと考えます。
アインシュタインの相対性理論という発見は、物理学や科学を大きく発展させたのは間違いがありません。
1人の人間の頭の中で生まれたことが、世界を大きく変えたのは事実なのです。
これは本当に凄いことだと思います。
そして、これはアインシュタインが特別な存在だから・・・というわけでもないと思います。
もちろん、類まれな数学・物理学の才能があったのは紛れもない事実です。
しかし、あまねく人間には頭脳があり、思考する力があり、そこにはこの物質世界を大きく凌駕する世界が存在しています。
それを自由の世界とも表現できるでしょう。
数学的な言い方なら数理宇宙とも言えます。
全ての人間が、物質世界を超える力を持っているのは間違いないのです。
そんなことを気付かせてくれるアインシュタインは、やはり素晴らしい存在だったのではないでしょうか・・・?